4月2日、大阪で『レッドクリフPart II -未来への最終決戦-』ジャパンプレミアが開催された。ジョン・ウー監督、主演のトニー・レオン、金城武、チャン・チェン、紅一点のリン・チーリンはレッドカーペットならぬ、道頓堀リバーカーペットに浮かべた船に乗って登場! 揚子江の赤壁で繰り広げられた戦いをテーマにしている『レッドクリフ』らしいダイナミックは演出が、集まった5000人の度肝を抜いた。
実はこの船、頭脳明晰な諸葛孔明が秘策を講じ、3日間で敵方から10万本の矢を集めたいう三国志の有名なエピソードを再現したもの。「信じる心が未来をつくる」という映画のメッセージを受け、事前に一般の人が願いごとを書いた"希望の矢"999本で飾られた船上の輿に、ジョン・ウー監督が最後の矢を放って1000本にするという趣向もあり、大阪を代表するミナミの繁華街は大変な盛り上がり! 船が間近に見られる とんぼりリバーウォーク、そして道頓堀川にかかる戎橋は人、人、人で埋め尽くされた。
戎橋と言えば、1985年の阪神優勝の際、カーネル・サンダースの人形が道頓堀川に「飛び込んだ」場所。それ以来行方不明だったが、最近になって川から引き上げられたというニュースが伝えられたばかり。「今日はカーネルおじさんに会いにきました」というチーリンのタイムリーなコメントが大ウケだった。
(※小さい画像はクリックすると冒頭の画像の大きさで表示されます)
リバーカーペットの後は、場所を大阪厚生年金会館芸術ホールに場所を移し、監督とメインキャスト4名の舞台挨拶が行われた。
ジョン・ウー監督
「大きなサポートをしてくださっている皆さんに感謝しています。大阪の熱い応援にも感動しました。『レッドクリフ』は、アジア人に共通する心を見つけていただける映画だと思います。Part IIはPart I 以上に壮大なスケールです。皆さんが楽しみにしてくださっているシーンもたくさん出てきて、きっとご満足いただけるはず。ご期待ください」
「大阪は初めてではなく、7、8年前の『花様年華』のときにも来たことがあります。今日のリバーカーペットは素晴らしかった! 僕はセンチメンタルでやさしい男を演じることが多いのですが、今回演じた周瑜は武人なので、骨太で男らしい面を出せるように演じました」
「Part I を観て、続編を待っていてくださった皆さま、ありがとうございます。肉体的な面では、孔明を演じるのは大変ではありませんでした。皆さんよりアクションも少ないですし、衣装も真夏の重装備で大変そうな皆さんを尻目に、僕だけ軽装で、うちわも持っていたので涼しかったですし(笑)」
チャン・チェン
「時代劇に出た経験がほとんどないので、当時の作法や三国時代について勉強しました。アクションはそれほど大変ではなかったですよ。僕はトニーさんにくっついていればよかったので(笑)」
リン・チーリン
「(日本語で)マイド、チーリンです。オオキニ! 監督といろいろお話して、演じるというより小喬に近づこうと心がけました。小喬は強さと柔らかさ、両方を持ち合わせている女性だと思います。そういう点は現代女性にも通じるところがあるのではないでしょうか」
映画の前編にあたる『レッドクリフPart I 』はアジア映画としては未曾有の興行収入50億円を記録、ストーリーのクライマックスである「赤壁の戦い」が空前絶後のスケールで描かれる後編は公開前から大きな話題を集め、Part I を凌ぐ人気が予想されている。
『レッドクリフPart II-未来への最終決戦』は2009年4月10日(金)よりTOHOシネマズ、日劇ほか全国超拡大ロードショー!! 詳細は公式ページでご確認ください。
(撮影/Tommy 文/Aqua)
レッドクリフ Part1 Standard Edition 2,873 円 (28%OFF)
レッドクリフ Part1 Collectors Edition 4,263 円 (30%OFF)