マオティー『九月に降る風』トークイベント&舞台挨拶

話題の台湾映画『九月に降る風』の日本上映に際し、出演者を代表してマオティー(毛弟)こと、チウ・イーチェンが来日、9月18日にジュンク堂新宿店のトークイベントに出演、シネマート新宿で舞台挨拶とサイン会を開催しました。今台湾で人気のアイドルグループCHOC7の一員として多忙なスケジュールをこなすマオティーはこの日に来日、そのまま原宿・神宮前交差点のロッテリア原宿表参道店に併設されている情報発信スタジオ「表参道スタジオ」に向かって生出演をこなし、新宿のジュンク堂へ駆けつけたそうです。

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 「台湾ブックフェア」開催中のジュンク堂新宿店では、マオティーのほかに台湾映画に関するトークショーも行われていたため、マオティーを初めて見るお客さんも多くいらっしゃいましたが、マオティーが登場すると一斉に「かわいい!」という声が上がります。

 

Q. 『九月に降る風』の見どころを教えてください。
「90年代の台湾が舞台なんですが、当時はコンピューターも普及しておらず、野球観戦を楽しみにしている高校生も多かった。以前はあったけど、今はなくなってしまったことが感動的に描かれた作品です。高校の先輩、後輩の友情も見どころだと思います」

 

Q. マオティーは後輩の役でしたね。
「映画の中でもいちばん年下の役なんですが、撮影していた当時、僕はまだ15歳でした。心身ともに発育途中という感じで(笑)、服を脱いでプールに飛び込むシーンはとても恥ずかしかったです」

 

mao4.jpgQ. 印象に残っている撮影のエピソードを教えてください。
「街頭でロケをしていると、現場に車が突っ込んできて撮影用のライトをなぎ倒して走り去ったんです。そのとき、僕がとっさに車のナンバープレートを覚えて、それを手がかりに警察が車を発見したんですよ。飲酒運転だったみたいで、運転手は酔いつぶれて車の中で寝ていたそうです。あれは本当にビックリしました」

 

Q. 青春がテーマの映画ですがマオティー自身はどんな青春時代を送っていましたか?
「父も母も厳しくて教育熱心だったので、中学生のときは学校から帰ると塾に通うという日々でしたね。中学を卒業したときに芸能界に入ったので、それからは普通の人とはちょっと違う学生生活になってしまいました。今も休みの過ごし方が人と違って、若者っぽくないです(笑)。あまり外に出ず、家で部屋のそうじをして、DVDやテレビを観るのが好きなんです」

 

mao5.jpgQ. 友達と出かけることは?
「ありますよ。カラオケに行きます。でも、大勢じゃなくて2、3人で行くのが好き。人がたくさんいると、なかなか自分の順番が回ってこないから(笑)」

 

Q. 目標にしている人は?
「金城武さん。台湾でも日本でも人気の俳優さんですから。僕も台湾で活躍して、日本のみなさんにも受け入れていただけるような芸能人になりたいです。あとは、僕もユニットで活動しているので、ジャニーズのグループにすごく興味があります」

 

mao3.jpgQ. 好きな食べ物は?
「日本食が好きですね。台湾の日本料理はどこか台湾っぽいので、刺身や味噌汁、お寿司など日本で本場の和食を堪能したいです。でも、納豆は苦手。ネバネバして変なにおいがするでしょ(笑)? 台湾名物の臭豆腐は大好物なんですけど……」

 

Q. 好きな女の子のタイプは?
「親孝行で性格のいい子。人とナチュラルに接しられる人がステキだと思います。女優さんで言うと、新垣結衣さんみたいな人」

 

Q. 日本で行ってみたいところは?
「渋谷や原宿にはもう行ったので、富士山に行ってみたい!」 
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 トークイベント終了後、新宿の街を歩いてみたいというマオティーは、なんとシネマート新宿まで徒歩で移動!! 台湾では街に出ると大騒ぎになってしまうため、とてもこんな無謀なことはできません。背が高くてかわいい男の子だな、とチラッと見ていく人はいるものの、周りを囲まれることもなく、普通に街を歩くことを楽しんでいるように見えました。

 

舞台挨拶の前、新宿シネマートのロビーで話を聞くと「今回が4回目の来日」というマオティー。ちょうど飾ってあった映画のポスターを見て「僕はどれだと思う?当ててみて!」とクイズを出題され、少し考えて「これ?」と指差すと、「ビンゴ!」とニッコリ。とても気さくな人です。ポスターを見ながら「この役に合わせて髪を短く切ったんだ。別人みたいでしょ?」と笑っていました。スターにこんなことを言うのは失礼だと承知しつつ「亀梨和也さんに似てるなーと思いました」と水を向けると、「よく言われるんだ。KAT-TUNのコンサートのDVDを持っていて、よく観てるよ」と教えてくれました。

 

シネマート新宿SCREEN2の席を埋めたファンの前に立ったマオティーはこんな挨拶を。
「この作品が僕の映画初出演作です。腹式呼吸や発声など役者になるためのレッスンを受けて挑戦しましたが、撮影していたときは、まさか日本で上映されることになるなんて思いもしませんでした。こうして日本で公開されることになって、とてもうれしく光栄に思っています」 


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CHOC7としてミニアルバム『太青春』をリリースしたマオティー、会場にはそのCDを持参されたファンもいらっしゃいました。アルバム収録曲のMVでは、映画の素朴な少年とは全くイメージが違って、カッコよくダンスを踊るアイドル・マオティーも堪能できるそうです。

 

mao21.jpgこの後、場所を移してサイン会に臨んだマオティー。一人一人とゆっくり話をして、丁寧にサインをする姿が印象的でした。

   マオティ-トークイベント

   マオティ-舞台挨拶

 シネマート新宿はこの日がラスト上映でしたが、『九月に降る風』は東京都内では9月25日(金)まで渋谷のユーロスペースで上映されていますので、ぜひこのシルバー・ウィーク中にご鑑賞を!


『九月に降る風』公式サイト: http://www.9wind.jp/ 

 

 マオティーprofile
1990年10月10日生まれ。台湾の男性アイドル発掘番組「模范棒棒堂(モーファンバンバンタン)」から生まれたスーパーアイドルグループ棒棒堂(Lollipop)の弟分、超克7(Choc7)のひとりで、毛弟(マオティー)の愛称で知られる。品行方正と反抗的な態度を併せ持つ清々しい佇まいは、少年から大人の男へと成長していく期待感があふれる。新作は、オムニバス映画「愛到底」“L-O-V-E”(09)で、司会者として知られるミッキー・ホアン(黄子佼)監督篇「第六號劉海」に出演している。
 

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