映画『映画は映画だ』(08年)、ドラマ『カインとアベル』(09年)『ごめん、愛してる』(04年)など数々の作品で知られるアジアのトップ俳優ソ・ジソブが携帯専用放送局Bee TVで10月20日より配信がスタートするドラマ『I am GHOST』に主演、10月13日、共演の谷村美月、ゲストの優木まおみと共に東京国際フォーラム ホールAで開催された配信記念イベントに登場しました。開演前に行われたスリーショット会見の模様をどうぞ。
大きなダイヤモンド一粒石のピアスと、文字盤をぐるりと囲むようにパベセッティングされたダイヤモンドが眩しいゴージャスな時計以外は全身ブラックと深いグレーでシックにキメたソ・ジソブ。先日、釜山映画祭でベストドレッサー賞を受賞したジソブならではの、オシャレな着こなしです。両側に立つ谷村美月と優木まおみは共に10センチはあろうかというハイヒールでしたが、それでもこの身長差。スラリと長い脚とガッチリとした体躯は、まさに頼れるナイトという感じ。
Ｑ. 携帯電話で配信されるドラマということで、特別なことはありましたか？
ソ・ジソブ 「初めての経験だったんですが、携帯配信ドラマという意識は全くなかったですね。俳優としては映画やドラマを撮るのと変わりありません。技術的な手法の違いはあるのでしょうが、それは監督にお任せして、演技に集中しました」
谷村美月 「現場はドラマ撮影と変わらず、とてもいい雰囲気でした」
Ｑ. 共演した感想は？
谷村美月 「タイトなスケジュールで撮影が進行したので、現場でジソブさんとゆっくりお話する機会はほとんどなかったんですが、随所で気を遣っていただきました。私は人見知りな性格なんですけど、おかげでリラックスして撮影できたと思います。また、お芝居を通して、ジソブさんからいろいろなことを学ばせていただきました」
ソ・ジソブ 「俳優同士って言葉は必要なくて、目と目を合わせるだけで通じ合えるものなんです。今日は約１ヵ月ぶりに谷村さんとお会いできてうれしいのですが、あいにく２人とも、風邪をひいてしまっていて……（苦笑）。早く治してください」
谷村美月 「久しぶりにお会いしたばかりなので、移したり移されたりしたわけじゃないんですけど、偶然同じタイミングで風邪をひいてしまいました(笑)」
優木まおみ 「会見前にジソブさんが谷村さんに『その帽子、かわいいね』と声をかけていらっしゃって、その様子を見てちょっと妬けました！」
「私もちょこっとだけでいいからドラマに出たかった」という優木まおみに「次回はぜひどうぞ」とジソブが笑顔を見せました。
Ｑ. ゴーストの役を演じてみて、いかがでしたか？
ソ・ジソブ 「ゴーストという設定でセリフがないので、言葉で気持ちを伝えることができず、目と体の動きだけで表現しなくてはならないのは少しストレスに感じましたし、自分が伝えたいと思っていることが、きちんと伝わっているか不安でもありました。でも、きっと僕以上に、セリフのない相手役と芝居をしなくてはならなかった谷村さんのほうが大変だったでしょうね。このドラマをやったことで、セリフの重要性を改めて認識させられた気がします。次はぜひセリフのある役をやりたい(笑)」
Ｑ. アクションシーンで苦労した点は？
ソ・ジソブ 「思っていたよりスムーズに撮影できました。アクションシーンはカッコよく撮ることも大切ですが、事故がなく安全に撮り終えることも重要。けが人が出なかったこともよかった」
谷村美月 「私はジソブさんの後ろで守ってもらうだけだったんですが(笑)、走るシーンが多くて大変でした」
このあとのイベントで、スタントマンを一切使わず撮影されたことが明らかに。日頃からトレーニングを重ねているそうで、だからこそハードな撮影にも対応できるのだと納得しました。
Ｑ. 優木さんは1－4話を先にご覧になったそうですが？
優木まおみ 「DVDをいただいて、テレビで拝見したんですけど、大きな画面で観てもすばらしい作品でした。この後の展開はどうなるんだろう、と続きが観たくて仕方がなくなりました。1回5分で全24回、次はまだかしらと、ワクワクしながら待つのも楽しいんじゃないでしょうか。実は、きょうの衣装は女子高生の役を演じている谷村さんのように、ジソブさんに守られたいなーという願望をこめて、スクールガール風にまとめてみたんですよ(笑)。このドラマのジソブさんは、『ごめん、愛してる』のとき以上にワイルドな大人の男という感じで、最高にカッコいいんです。アクションシーンでは、その肉体美に目を奪われてしまうこと間違いなし!! ジソブさんのサービスショットも満載で、ファンの皆さんの期待を裏切らない作品だと思います」
Ｑ. いよいよ10月20日から『I am GHOST』の配信がスタートします。今のお気持ちは？
谷村美月 「みんなで精一杯がんばった作品なので、今は早く観ていただきたいという気持ちです」
ソ・ジソブ 「ちょっと緊張しますが、出演した俳優もスタッフ、みんなで力を尽くして完成させた作品。良い反応をいただけると期待を感じています」
優木まおみに「ジソブさんがステキすぎて、隣に立っているだけで緊張して汗が吹き出します」と言われると、顔を赤らめて「僕も汗をかいています。今日は両手に花でうれしいです」と恥らいながらコメントしたジソブ。優しい眼差しが印象的でした。
この後、行われた配信記念イベントは坂上みきさんの司会で進行。「作品と通して、こうしてご挨拶できるのはうれしい。皆さん、会いたかったです！」というジソブに、キャーッ!!と熱い歓声が上がっていました。
『I am GHOST』
【配信日時】 10月20日よりBeeTVにて配信スタート、毎週木曜・日曜の週2回更新
【話 数】 1話5分×全24話
【出 演】 殺し屋（ゴースト）／ソ・ジソブ、女子高生／谷村美月
【スタッフ】 監督／園田俊郎、脚本／平田研也
Story
その夜――暗い目をした1人の男が誰もいない海岸にたどり着いた。彼は重い任務を背負っていた。同じ夜――1人の少女がビルの屋上に立ち、自ら命を絶とうとしていた。
孤独な2つの魂は運命に導かれるように夜の横浜で出会う。だが、少女が偶然出会ったその男は、名前も素性も封印し、言葉を発することすら許されず、ただ「暗殺」の任務を果たすためだけに日本に送り込まれてきた男だった。
本来日本にいないはずの人間として、まるで「ゴースト（幽霊）」のように現れ、任務遂行と同時に消える予定だった男。だが、男は少女と出会い、日本からの脱出に失敗する。そしてその瞬間から、男は消される対象に。彼を雇った組織、仲間を殺されたヤクザ、情報を握る記者……。複数から追われる四面楚歌の中、男は少女を守り続ける。いったい彼らはどこへ向かうのか。帰る場所のない2人の、哀しい逃避行の物語が始まる……。
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