2009年10月29日(木)丸の内ピカデリー2にて『ソフィーの復讐』ジャパンプレミア試写会が開催され、チャン・ツィイーとソ・ジソブの舞台挨拶が行われました。
チャン・ツィイー 「みなさん、こんばんは。チャン・ツィイーです(以上日本語)。今回、新しい作品を持って来日できて嬉しいです。『ソフィーの復讐』は私にとって初めてのラブコメディー、しかも初プロデュース作品です。皆さんがこの作品を好きになって、ヒロインのソフィーと同じように幸せな気分になっていただければ、と思います」
ソ・ジソブ 「こんばんは。『I am GHOST』のイベントから1ヶ月、『ソフィーの復讐』でまた皆さんにご挨拶できてうれしいです」
Q. ジソブさんとの共演はツイィーさんの希望だったそうですが、共演してみてどうでしたか?
チャン・ツィイー 「ジソブさんの魅力は私が言うまでもなく、ご来場の皆さんが一番おわかりになっていらっしゃるはず!! ただ今回、ジソブさんは中国語を話さなくてはならなかったし、見知らぬ場所で初めてのスタッフとの撮影ということで、とても大変だったと思います。私も日本やアメリカで撮影した経験があるので、その苦労がよくわかるのですが、ジソブさんは勇気を持って新しいチャレンジをしてくださいました。この場を借りてもう一度出演してくださったことに感謝を申し上げたいと思います。現場で思ったのはジソブさんは本当にプロフェッショナルな役者さんということ。とても尊敬してしています」
Q. ツィイー さんと共演した印象は?
ソ・ジソブ 「以前から作品を拝見していて、憧れの人でした。撮影中は『本当に中国で、あのチャン・ツィイーさんと一緒に撮影しているのだろうか?』と信じられない気持ちになったこともあります。中国語のセリフは本当に難しくて、ストレスを感じることもありましたが、海外での撮影経験が豊富なツィイーさんが 『決してストレスを感じることなく、楽しんで幸せな気持ちで撮影するといいですよ』とアドバイスしてくださって、力づけられました」
Q. 撮影中のエピソードを教えてください。
チャン・ツィイー 「ジソブさん演じるジェフがソフィーを見かけて、思わず走り出してしまい、壁にぶつかるシーンがあるのですが、そのときのジソブさんがとても可愛くて(笑)。ジソブさんは、とても真面目な方ですけど、コメディーの才能もお持ちなんです。何度ぶつかったのかはよく憶えていませんが、誰が見ても大笑いしてしまうシーンに仕上がりました」
ソ・ジソブ 「ぶつかったのは2回です(笑)。今回、僕はツィイーさんと同じシーンで共演する機会が思いのほか少なくて、それが残念でした。次回はぜひ共演シーンの多い作品でご一緒したいと思っています」
Q. ほかの共演者の印象は?
ソ・ジソブ 「ファン・ビンビンさん、ピーター・ホーさんなど中華圏の俳優さんたちと共演させていただいて、本当にいい経験になりました。現場で中国語がわからないのは僕1人だったので、ツィイーさんはじめ共演者やスタッフの皆さんが僕が寂しいだろうと気遣って、温かく接してくださったことも忘れられません」
チャン・ツィイー 「この作品の主要キャストには女性が4人、私のほかファン・ビンビンさん、ヤオ・チェンさん、ルビー・リンさんが出演していますが、皆さんとても素晴らしい演技を見せてくれました。男性はジソブさんのほかにもう1人、ピーター・ホーさんが出演しています。ピーターさんはとても愛らしい俳優さんで、この映画をご覧いただいた日本の皆さんも、きっと彼のファンになってくださるのではないかと思います。残念ながら今回は一緒に来日できませんでしたが、いつかピーターさんも一緒に来日する機会があれば、と思っています」
Q. 最後にファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
ソ・ジソブ 「俳優というのは一つの作品を撮り終えて、このように皆さまの前に立つのが一番緊張するときであり、一番幸せを感じるときでもあります。僕はいつも、映画館に足を運んでくださった皆さんが作品を観て幸せな気持ちになっていただきたいと思って映画を作っています。この作品で幸せな気持ちになっていただけたら、僕も皆さんから元気をいただいて、次の作品に挑むことができます。どうかご覧になって、幸せを感じてください」
チャン・ツィイー 「私もジソブさんと同じ思いです。そして、皆さんがこの作品を気に入っていただけたら、ぜひお友達に声を掛けてまた映画館に足を運んでいただければうれしいです。また、作品の中には当然、ここは良くないという部分もあると思います。どうか、そういうところを教えてください。役者にとって、皆さんの厳しいご意見がとても重要で、参考になるものなんです」
美男美女が並んで立つ様子は、まさに絵のよう。会場はジソブのファンが大多数のようでしたが、ツィイーの美しさには、女性からも感嘆と賞賛の声が漏れました。また、退場する際、先に階段を下りたジソブがツィイーに手を差し出し、エスコート。ジェントルマンなジソブに惚れ直したファンも多かったのではないでしょうか。
Q. 作品の中で一番好きなセリフは?
チャン・ツィイー 「そうですね……。『科学的な方法に基づいて失われた愛を奪い返す』というセリフが今ふと頭に浮かびました」
Q. 多くのファンを前に舞台挨拶を行った感想は?
ソ・ジソブ 「汗をたくさんかいてしまったのですが、ステージが暑かった以上に、皆さんの熱気を浴びたからではないかと思います」
Q. プロデューサーとして、苦労した点とうれしかった点は?
チャン・ツィイー 「苦労したのは、準備の段階からさまざまなことに関わっていかなければならなかったことです。時間管理や撮影現場の環境づくり、時には値段交渉も自ら直接やりました。でも、今回プロデューサーとしていろんなことができて、とても勉強になりました。この作品は大作映画ではありませんが、それでも中国で9600万人民元(約12.8億円)の興行収入をあげ、とてもうれしかったです。日本でもファンの皆さんに応援していただければ、と思います」
Q. ハロウィン・パーティーのシーンがありますが、今年はどんなハロウィンを過ごしますか?
ソ・ジソブ 「たぶん仕事をしていると思います」
チャン・ツィイー 「もしオフなら、ジソブさんに扮して街にくり出そうかしら(笑)。作品の中のジェフのようにマスクやお花をつけて!! (日本でですか?と聞かれ)日本じゃなくて、家に帰ってからにします(笑)」
Cast&Staff
監督・脚本:エヴァ・ジン
出演 :チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ファン・ビンビン、ピーター・ホー
出演 :チャン・ツィイー、ソ・ジソブ、ファン・ビンビン、ピーター・ホー
Story
イケメン外科医の恋人・ジェフ(ソ・ジソブ)からプロポーズされたマンガ家のソフィー(チャン・ツィイー)は、世界で一番ハッピーなはずだった。ジェフが人気女優・ジョアンナ(ファン・ビンビン)の手術を担当するまでは…。婚約を解消されたソフィーは、結婚式を楽しみにしている母親にも本当のことを言えないまま。時間だけが過ぎていくなか、彼女は新作漫画を使って結婚式までにジェフを取り戻すことを決意。ジョアンナにフラれた写真家・ゴードン(ピーター・ホー)を巻き込み、ついにソフィーの復讐が実行される! チャン・ツィイー初のプロデュース作品。
2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開
2009,中国、韓国,熱帯美術館
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公式サイト http://