キム・ジェウクが贈るLOVE STORY 記者会見&イベント

11月8日、東京なかのZERO大ホールでドラマ『コーヒープリンス1号店』、映画『アンティーク』の出演で大人気のキム・ジェウクが、(株)フラウ・インターナショナル(http://www.frau-inter.co.jp/)主催のイベント“キム・ジェウクが贈るLOVE STORY”でファンの前に姿を見せました。イベント前に別室で行われた会見の模様をどうぞ。



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Q. 近況を教えてください。
「最近はモデルの仕事とバンド活動でがんばっていました。10月に韓国で開催された音楽祭GMF(グランド・ミント・フェスティバル2009)では広報大使のような役割を果たし、バンドとしてライブにも出演しました。本格的にライブをやるのははじめてだったので緊張しましたが、僕たちはまだCDデビューもしてないので、失うものは何もない。そう思うと、とても楽しめました」

 

Q. バンドでは渋谷系のようなジャンルの音楽をやっていると聞きましたが?
「渋谷系と言われてもピンとこないんですけど、ポップでセンシティブな音楽ではないかと思います」

 

Q. 今回のイベントのために準備したことは?
「ミニライブのようなものを準備してきました。もちろんファンの皆さんとの対話がいちばんの目的ですが、僕の音楽性も感じていただけるとうれしいです」 

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Q. 子供の頃日本にいらして日本語が堪能ですが、今も勉強を続けていますか?
「特に勉強はしていません。ただ、日本人や在日の友達と遊びながら、新しい日本語を覚えていくという感じです。最近覚えたのは名古屋弁で調子に乗ってるという意味の……、なんだっけ? そう“イキッテル”(笑)!!」

 

Q. 今後のバンド活動について教えてください。
「とにかくGMFに出演することが目標だったので、今後もライブを中心に活動していきたいと考えているだけで、具体的にはまだ何も決まっていないんです。目指す音楽の方向性としては、基本的にロック、でもあまりハードすぎず、みんなで一緒に歌って共感できる少しイージーなロックかな、と思っていますが、これもまだはっきりと定まっていません。将来的には日本でも活動したいという希望は持っているんですが、作詞は僕が担当していて、もし日本語で作詞するとなるととても大変なので、まずは韓国で、と考えています」
 

Q. イベントのタイトルは“キム・ジェウクが贈るLOVE STORY”ですが、ジェウクさんご自身のLOVE STORYは?
「今は恋愛とか、全くないです!」 

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Q. ジェウクさんは自分から告白するタイプ? それとも告白されるのを待っているタイプ?
「ドラマのような演出は絶対イヤだけど(笑)、自分から告白するタイプ、というか、自分から告白したいです。そういうのってやっぱり男がするもんでしょ!」
※男らしい発言に記者席から思わず拍手が!

 

Q. 日本のファンにメッセージをお願いします。
「お久しぶりです。役者としての活動がなかったので、しばらくみなさんに生きてますよーと元気な姿を見せられませんでした。キム・ジェウクは遊んでばかりいる、と思われてたらどうしようと不安だったんですが、バンド活動に応援のメッセージをたくさんいただいて感動しました。うれしかったです。これからも役者とバンド、両方でがんばっていきますので、応援してください!」

 

記者との質疑応答に入る前「もともと日本語は下手なんですけど、今日は特に起きたばかりで何も食べてなくて、うまく日本語が出てきません。みなさん、ちゃんと聞き取ってください!」と宣言したジェウクですが、記者会見はすべて日本語、途中「日本語が下手」だと謙遜していましたが、とんでもない! たいへん流暢な日本語で、通訳のタイムラグなしにやりとりが成立し、とてもなごやかな会見となりました。

 

◇◆◇

 

この後、場所を大ホールに移し、イベントが開催されました。友人2人と結成したバンドWalrusの演奏で始まったステージに登場したキム・ジェウクは、昨年9月のファンミーティングの時より精悍な印象。MCの古家正享さんにそう指摘されると「ドラマ『風の国』の役作りで体重を増やしたんですが、グランドミントフェスティバル(GMF)への出演が決まって曲作りをしていたとき、精神的に追い詰められて痩せちゃったんですよ」とのこと。古家さんも「役者モードからアーティストモードになったってことですね」と納得の様子でした。 

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トークコーナーでは、こんなカミングアウトもありました。「1月に『風の国』の撮影が終わってからは楽しく遊んでました。家で過ごすことが多くて、ゲームをしたり、掃除好きなバンドのメンバーと5時間くらい掃除して、終わったらビールを飲んだりしていました(笑)。家にはいつも誰か友人が来ていて、にぎやかです。料理することもあって、日本式のカレーを作ったりしますよ」。ジェウクのプライベートが垣間見られる発言に、ファンも興味深そうに聞き入ります。 

 

また、ジェウクの日本語力が大いに発揮されたユニークな企画もありました。ファンから募集したラブストーリーをジェウクが朗読するというコーナーなのですが、選ばれた3作品をただ朗読するだけではなく、ジェウクが自らの体験談を織り交ぜて紹介するという趣向。初恋がテーマの作品では「僕の初恋は15歳の時。相手はアイルランドの語学学校で知り合った24歳の日本人女性」などと、驚きの発言も飛び出しました! 

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今回のイベントでファンのみなさんが楽しみにされていたのが、ミュージシャン=キム・ジェウクの姿を生で観ることではなかったかと思います。ジェウクが音楽に興味を持ったのは、音楽好きなお兄さんの影響だったそうで、大学の同期生で結成したWalrusというバンド名は、メンバー3人が好きなThe BEATLES の曲『I Am the Walrus』からとったとのこと。今回のイベントではオリジナルよりも誰もが知ってるナンバーがセレクトされ、The BEATLESのほか、RADIOHEAD、OASIS、COLDPLAYなど洋楽の大御所的スターの曲に加え、日本のファンのためにMr.Childrenの『僕らの音』も披露してくれるサービスぶりでした。ソウル芸術大学でボーカルを専攻したというだけあって歌も本格的、今後のバンド活動が楽しみでなりません。 

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続けて行われた握手会では、ファンの言葉に耳を傾けるジェウクの姿がありました。日本語で自由にコミュニケーションできる幸せを感じたファンも多かったのではないでしょうか? ジェウクも「楽しかったです。1人1人の顔を見て話しをしているうちに、もっと頑張らなきゃという気持ちになりました」と笑顔でコメント。今後の活動については「検討はしていますが、正式にはまだ何も決まってないんです。決まったらすぐにお伝えできると思います」と約束。新しい報告が聞かれる日を楽しみに待ちたいと思います。 

<セットリスト

1. I might be wrong - Radio Heads
2. Yellow - Cold Play
3. She's Electric - Oasis
4. 僕らの音 - ミスター・チルドレン
5. Yesterday - Beatles
6. The long and winding road - Beatles

 

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