フィソン『winter greeting in TOKYO ~TALK&MINI LIVE』

12月6日、東京グローブ座でフィソンの『winter greeting in TOKYO ~TALK&MINI LIVE』が行われました。韓国人アーティストとして初めてグローブ座のステージに立ったフィソン。公演前行われた記者会見で、その意気込みを語ってくれました。

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Wheesung5.jpgQ.今回の公演にかける思いは?
「日本にはよく来ていますが、今回は特別なステージに立てることになり、とても光栄です。有名な方が多く出演されているこのホールで、まさか自分が公演できることになるなんてちょっと信じられない気分。とても嬉しいですし、頑張りたいと思っています」
 
Q.特別なプログラムを準備されましたか?
「以前は海外公演のたびに、いろんなことに挑戦してきたんですが、あるときそれは本当の自分ではないような気がしたんです。お客さんの反応もいまひとつだなあと。なので今回は普段着のまま、背伸びせず自分ができることをお見せしたいと思っています。選曲に関しては、皆さんに人気のある曲を中心に選びました。特にアンコールは日本のファンからリクエストされた曲で、韓国でもあまり歌ったことがなく、日本では初めて歌うんですよ」
 
Q.今後の活動予定は?
Wheesung4.jpg「現在韓国で6枚目のアルバムをリリースして、プロモーション活動が今年いっぱい続く予定。そして来年はアメリカ進出を計画しています。アメリカでリリースするアルバムは現地のスタッフと制作していて、ほぼ完成しています。”ダーク・チャイルド”というニックネームで有名なRodney Jerkinsをプロデューサーに迎え、3曲レコーディングしました。年明けにはNe-yoとコラボレーションすることになっています」
 
Q.アメリカ進出が決まった経緯は?
「韓国で自国のアーティストをアメリカに進出させようというプロジェクトがあり、最初に僕が選ばれたんです。この話をいただいたときは、空から光が落ちてきたようでとても嬉しかったし、大きなチャンスだと考え、プロジェクトへの参加を決めました。最初のレコーディングでは、アメリカのスタッフが自分のことをよく知らないだろうと思って、すごく頑張って歌ったのですが、その姿勢がよかったみたいで……。スタッフといい関係が築けて、作業もスムーズに運び、満足できるアルバムに仕上がりつつあります」
 
Q.クリスマスから年末にかけての予定は?
「クリスマスと年末はいつも仕事で今年もコンサートがあります。年末ぐらい休めるかなと思ったら31日も地方でコンサートがあるので、全然休めませんね(苦笑)。でも、ファンの皆さんと一緒に過ごすことができますし、こうして日本でもコンサートすることができて、忙しくて嫌だなあということは全くなく、嬉しい気持ちが大きいです」
 
Wheesung1.jpgQ.日本のファンにメッセージをお願いします。
「いつも思うのですが、日本でアルバムを出していないにも係わらず、このようにコンサートを行うことができ、ファンの皆さんや関係者の方にとても感謝しています。これからも歌を通じて皆さんの応援に応えられるよう、コンサート活動を続けていきたいと思っています。また、いつか日本の皆さんのためにアルバム制作できたらいいなあと思っています」
 
 
会見中、集まった記者やカメラマンに「皆さん気楽にしてください。何でも聞いてください」と気遣いを見せてくれる場面もあり、フィソンの気さくな人柄がとても感じられました。
 
 
会見後に行われた本公演では「”MINI LIVE”となっていますが、ミニにはしません」との言葉通り、おなじみの曲から最新アルバム『Vocalate』のタイトル曲『チュルル』、予想外のアンコールまで全11曲をたっぷりと聴かせ、ファンを魅了しました。
 
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トークコーナーではファンから寄せられたクリスマスに関するエピソードに自身のエピソードを重ね母親に買ってくるように言われた包装紙がサンタクロースから手渡されたプレゼントと同じだったため、サンタクロースの正体を知ってしまった悲しい思い出や、過去に恋人と過ごしたイブの夜、ソウルの橋の上でカウントダウンキスをした瞬間に雪が降ってきたというまるで映画やドラマのようなロマンチックな思い出も語られました。
 
また、今回はオリジナル曲の他に中島美嘉の曲を披露しましたが、ファンのアンケートによる「フィソンに歌って欲しい曲」として、尾崎豊や福山雅治、槇原敬之、EXILEの曲が紹介されると「次回のコンサートでは披露できるよう頑張ります」とリクエストに応える約束もしてくれました。
 
アンコールでは客席がハートが描かれたボードで埋め尽くされ、ファンからの心温まるサプライズプレゼントにフィソンが感動する場面もあり、円形状のグローブ座は終始暖かい空間につつまれ、フィソンにもファンにも少し早いクリスマスプレゼントとなった公演でした。
 
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■フィソン『winter greeting in TOKYO ~TAKJ&MINI LIVE』セットリスト
・안 되나요(だめですか)
・다시만난날(再び出会う日)
・주르륵(チュルル)
・불치병( 不治の病 )
・桜色舞うころ <Nakashima Mika>
・일년이면( 1年ならば )
・against all odds
・살아서도 죽어서도(生きても死んでも)
・With me
・rain drop
・insomnia
 
【フィソン】
デビュー曲「アンデナヨ(だめですか?)」で一気にスターダムへ上りつめた本格派シンガーフィソン。R&Bボーカリストとしての豊かな表現力が魅力で、ライブの実力も認められている。韓国情緒をブラックミュージックのテイストで表現する感受性、幅広い音域を誇る歌声は、男女問わず幅広い層の支持を集めている。
今年10月には韓国にて6thアルバム『Vocalate』を発売。来年にはアメリカデビューを控えている。アメリカで発売されるアルバムは、”ダーク・チャイルド”というニックネームで有名なアメリカのプロデューサーRodney JerkinsやNe-yoの参加が予定されており、韓国最高のR&Bシンガーと評されるフィソンの新しい挑戦に華を添えている。
これまで日本においてもコンサートやイベントに参加しK-POPファンを中心に人気を集めてきたが、今回、6集発売とアメリカ進出を契機に本格的な活動を開始する。
 
<CDリリース>
2002年 1集「Like A Movie」 代表曲「アンデナヨ」
2003年 2集「It's Real」 代表曲「With Me」
2004年 3集「For the moment」 代表曲「不治病」
2005年 4集「Love.. LOVE..?LOVE..!」
2007年 5集「Eternal Essence of Music」
2009年 6集「VOCALATE」
 

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