携帯専用放送局BeeTV｢キミの記憶をボクにください～ピグマリオンの恋～｣の日本配信に先立ち 、3月10日、韓国版「花より男子～Boys Over lowers」F4のソン・ウビン（原作：美作あきら）役で一躍スターとなったキム･ジュンが、ソウルカンナムのスタジオで記者会見を行いました。当日は春先にもかかわらず大雪となりましたが、キム･ジュンは明るくカジュアルな服装で颯爽と現れ、春の訪れを感じさせてくれました。

Bee TV

Q．今回のドラマ｢キミの記憶をボクにください～ピグマリオンの恋～｣は「花より男子～Boys Over lowers」以来2番目の作品ですが、このドラマを選んだ理由は？

このドラマは、花男が終わってからバラエティーに出演したり、歌手としての活動をしながら、いろいろと悩んだ末、選びました。韓国ではモバイルドラマというのは珍しいコンテンツで、新しい挑戦を楽しめるのではないかと思ったのも、選んだ理由のひとつです。


Q． 演技するにあたってモバイルドラマと地上波ドラマとで、何か違うところはありましたか？

大きな違いはなかったですね。違いを感じたのはむしろ制作方法の違いでした。今回のドラマは配信される前に全部撮影する方式だったので、韓国のミニシリーズのように切羽詰った感じが無くて、リラックスして演技できました。あと、花男で一度ドラマを経験をしているので、現場で感じる違和感が少なく、演技に集中できた気がします。


Q．台本を読んだときの感想と役にたいする意気込みを教えてください。

最初に台本を受け取ったときは難しい作品だと思いました。美大生の役で、前作の花男より現実の僕に近いのですが、突然訪れた記憶喪失を機に、僕と彼女、そして友達のギヨン（キム・ジェウク）の3人の微妙な感情の変化を描くドラマなので、感情表現が難しいなと。感情の変化をどう表現すればいいのか、監督やジェウクさんとも相談したり、意見を出し合ったりしながら撮影していきました。 


 Q．共演のキム･ジェウクさんと南沢奈央さんの印象は？

キム･ジェウクさんとは、作品に入る2週間ぐらい前に、リーディングや作品についてのミーティングでお会いしたのですが、年齢が同じせいか、話が合って、すぐ意気投合しました。南沢奈央さんは、お互いのスケジュールの都合で事前に打ち合わせをすることができず、撮影前日に初めてお会いしました。言葉が通じず、もどかしい思いもしましたが、奈央さんは韓国で初めて撮影されたのに、とてもがんばっていらっしゃると感じることが多かったです。

Bee TV

Q．南沢奈央さんとは文化の違いなどで難しいと思ったことやエピソードなどあれば教えてください。

文化の違いで難しいと思ったことはありません。奈央さんもいろいろと大変なことがあったでしょうが、全然そういう感じを見せずに僕たちの雰囲気によくなじんでくれました。エピソードといえば、とにかく寒かったことですね。撮影は1ヶ月ほどでしたが、大雪が降って1日中撮影待ちだったこともあったんです。奈央さんも「こんな寒さは生まれて初めて」と驚いていました。これは後で聞いた話ですが、極寒の撮影を経験して、奈央さんは「もうこれからは何だってできそうな気がする」と話していたそうですよ。


Q．日本語でのセリフ回しなどで難しいと思ったことは？

昨年はイベントや公演のため日本に行く機会が多かったため、日本語で挨拶ぐらいはできるようになったのですが、ドラマのセリフとなると別です。今回は日本人の彼女がいる留学生という設定なので、セリフの半分が日本語だったんです。日本語でセリフを言うだけでも難しいのに、感情を込めて役を演じなければならないので、本当に大変でした。特に苦労したのは｢つ｣の発音。韓国人にはとても難しい発音なんです。セリフに｢つ｣があったら、なるべく聞こえないようにごまかして言ってみたりもしました（苦笑）。幸いジェウクさんが日本語を話せたので、教えていただき助かりました。現場にいたすべての方々に日本語ではとてもお世話になりました。


Q．ドラマでは韓国人と日本人が恋をしますが、実際に外国人とつきあうことについてはどう思いますか？

実際に経験したことはないのでわかりませんが、たぶん何の問題もないと思います。もちろん感情を表現するいちばん重要な手段である言葉の面では苦労するかもしれませんが、気持ちを通じ合わせて、うまくコミュニケーションが取れれば、お互いを理解できるものではないでしょうか。


Q．日本のファンにメッセージをお願いします。

昨年も何度かお邪魔しましたが、今年はT-maxでのアルバム発売や4月の花男のイベントでまた日本のファンのみなさんにお会いできる予定です。今年もたくさん応援してください。よろしくお願いします！