『国家代表?!』ハ・ジョンウ舞台挨拶&「したまちコメディ映画祭in台東」オープニングセレモニー

舞台挨拶-4.jpg2008年に日本初の本格コメディ映画祭として誕生した「したまちコメディ映画祭in台東」は浅草、上野を舞台に、ほかでは味わうことができない下町ならではの魅力が詰まっています。第3回目となる今年は9月17日に開幕。下町風情に溢れたオープニングセレモニーの様子をお届けします。

RCこまどり姉妹.jpg  RC観光大使・応援人.jpg

RC落語物語.jpg  RCヤクザガール.jpg 

RCリスペクトライブ.jpg  RCしたコメ大賞審査員.jpg



「オレンジ通り」に設けれたレッドカーペットには地元の方々、観光客を含めてたくさんの観客が沿道を埋め尽くした中、ゲストは人力車に乗って登場。これもまた浅草ならではの演出です。上映作品の『ヤクザガール』、『落語物語』、『国家代表!?』の監督、出演者のほか、「たいとう観光大使」のアニマル浜口、浜口京子選手や「したコメ応援人」の内海桂子師匠も応援に駆けつけました。

RCアニマル親子.jpg    国家代表-1.jpg    舞台挨拶-1.jpg

浅草公会堂で行われたオープニングセレモニーの後、オープニング上映作品『国家代表?!』の舞台挨拶が行われ、キム・ヨンファ監督と主演のハ・ジョンウが字幕監修を担当した、いとうせいこう氏とともに登壇しました。


Q.まずはご挨拶をお願いします。

キム・ヨンファ「皆さん、こんばんは。脚本・監督のキム・ヨンファです。映画を作るたびに、母国だけでなく、中国や日本の皆さまにたくさんの愛情を送っていただけて、大変ありがたく感じております。今回は、来月の公開に向けてのプロモーションで来たのですが、素敵な映画祭があるとお聞きし、参加させていただきました。ほんとう個性的で楽しい映画祭ですね」

ハ・ジョンウ「こんにちは(日本語で)。皆さんにお会いできてとても嬉しいです。『ノーボーイズ・ノークライ』の舞台挨拶で来日してから約一年、また来日できました。人力車にも乗れたので、いい土産話もできました。皆さんも楽しい時間をお過ごしください」

オープニングセレモニー-1.jpg

Q.浅草は初めてですか?レッドカーペットを歩いてみていかがでしたか?

キム・ヨンファ「実は午前中から昼にかけてインタビューが連続していたため、ここに来る途中に居眠りをしてしまったんです。ですから、到着して初めていろいろ眺めることができたのですが、浅草は過去と現在が混在していて、歴史のある街だなあ、という印象を受けました。今までは渋谷などしか足を運んだことがないので、こういった街に初めて。ほんとうに美しい街です。また、たくさんの方に歓迎していただいて、嬉しいです」

ハ・ジョンウ「僕は居眠りしなかったので(笑)、途中の景色も眺めることができました。ありきたりの言葉になってしまいますが、本当に温かい街だな、と感じました。また、到着してからも、周囲の方々に温かく迎えていただけ、今回の来日はきっと記憶に残るものとなるでしょう。帰国したらインターネットで浅草について調べてみたいですね」

舞台挨拶-2.jpg

Q.『国家代表!?』の字幕を監修してみていかがでしたか?

いとう「どうしても『翻訳』というと、小手先のものになってしまいがちですが、本作は非常に構成がしっかりしていて、その中に笑い、感動がうまく配置されているので、その流れを邪魔しないように空気を伝えることを第一に考えました。皆さまにはその空気のまま楽しんでいただけたらな、と思います」



Q.今回の作品で特にこだわった部分はありますか?

キム・ヨンファ「人間の感情というのは、大きく分けて『苦しみ』と『喜び』、この2つがうまく調和、融合して成り立っているものだと思います。それほど長く生きたわけではありませんが、私たちの人生も、この2つの感情の連続で成り立っているのではないでしょうか。ですから、映画を製作する際も、この2つの感情のどちらかに偏らないよう気をつけました。この映画をご覧になる時は、悲しいところは思いっきり泣き、楽しいところは思いっきり笑っていただきたいです」

オープニングセレモニー-2.jpg

Q.今回の演技で特に苦心したところはありますか?

ハ・ジョンウ「スキーのジャンプという競技では、まずバーに座って滑走を待つのですが、その時がとても辛かったです......すいません、僕はちょっと高所恐怖症なので、今のは冗談のつもりで言ったのですが、会場の皆さんを心配させてしまったようですね。せっかくの和やかな雰囲気を暗くしてしまってごめんなさい(笑)」



Q.この映画が公開されてから、実際の韓国のスキージャンプ界にも変化があったと聞いていますが。

キム・ヨンファ「映画が公開された後、支援金がたくさん支給されるようになり、念願の実業団チームが結成されたんです。今回のバンクーバーオリンピックでは、成績こそ振るわなかったものの、この映画の影響か、多くの人にスキージャンプという競技が認知され、たくさんの声援も送られました。私は、観客の皆さんに映画作品をお届けできただけでなく、人生を「国家代表」に捧げ、生きている選手の皆さんのお役にも立てたのではないかと思っています」



(c)2010 「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会
http://www.shitacome.jp/2010/

■実施日時:9月17日(金)
■場所:浅草公会堂
■登壇者:キム・ヨンファ監督(38)、ハ・ジョンウ(32)、いとうせいこう(49)


オープニングセレモニー-3.jpg


『国家代表!?』
2010年10月23日(土)
シネマスクエアとうきゅう、丸の内TOEIほか全国ロードショー
http://www.kokka-daihyo.com/ 
 

前に戻る 50  51  52  53  54  55  56  57  58  59  60
[Copy selction] [Translate With Google]