カン・ジファン主演のロマンチック･コメディー･ミュージカル『カフェ・イン』のマスコミ向けゲネプロと囲み取材が10月15日、東京グローブ座で行われました。その様子をお届けします。

「緊張していますが、楽しんでいただけるよう頑張ります」とカン・ジファンが日本語で挨拶してゲネプロがスタート！　２ケ月稽古に取り組んだとういう成果を、第１幕から４幕までを20分間のダイジェストで披露。自宅にワインセラーを持つほどのワイン好きというジファンが、たしかな演技と心に響く歌で見事にソムリエを演じました。共演者のウ・クムジとの掛け合いはコミカルで、ところどころに日本語を交えたことでセリフも身近に感じられ、胸がキュンとするようなストーリーに本番への期待が高まりました。「いつもはちゃんとメイクを直しますが、今回はミュージカルなので、このままでいきます。汗も撮っていただいて、後で修整してください(笑)」と取材陣を笑わせ、息を弾ませ、汗がまぶしいまま、フォトセッションへ。ウ・クムジと2ショット撮影の時には「女優さんに失礼だね」と、あわてて汗を拭きに舞台裏へ、さらに「ミュージカル俳優のカン・ジファンです」と挨拶し、囲み取材が始まりました。

Ｑこの作品と役柄について
韓国の創作ミュージカルで、ソムリエの男性とバリスタの女性の恋愛を描いています。久しぶりのミュージカルなので緊張しています。みなさんに良い姿をお見せしたいと思っていましたが少し失敗してしまいました。それが残念です。

Ｑ準備するのに大変だったことは？
ドラマや映画と違って編集できないので、それがプレッシャーでした。あとは、このミュージカルは二人劇なので、共演者と監督・演出家だけの準備で、少し寂しなあと思いました(笑)。

Ｑ日本語も入っていますね？
日本語をいかに美しく入れるかが課題でした。どうだったでしょうか？　日本語が不自然でミュージカルの流れに支障をきたすといけないので、ポイント、ポイントに日本語を入れることにしました。これからはもっと日本語を勉強して、皆さんの反響を観ながらアドリブも入れてみたいですね。

Ｑミュージカルに立ち戻った理由は？
僕は元々ミュージカルをやっていたので、汗をかきながら観客とひとつになり、同じ息をする快感が忘れられなくて、いつか日本でミュージカルをやりたいと思っていました。また、これまで日本でファンミーティングを開くと、歌手でもない僕が歌を歌い続けることもできず、ずっと中途半端な感じを持っていました。応援してくださる日本の皆さまにお応えするため、何かいいコンテンツはないかと考え、俳優である僕がこれまでやってきたこと、つまり演劇、ミュージカル、ショーの全ての要素を持ったコンテンツとしてこの作品を選びました。

Ｑキャラクターとの共通点は？
僕が演じる人物は浮気者が多いですが、僕自身は絶対に浮気者ではなく、ひとりの人を愛し続ける人間です(笑)。このミュージカルは２人劇で、またキャラクターが一人二役ということがとても新鮮です。みなさん、僕と似ているところはどこだと思いますか？　（カン・ジファンの問いかけに対し、記者席は沈黙のまま……）　ゲネプロでは、記者の皆さんから拍手も笑いもなく、演じながらとても恥ずかしかったです。死にそう！
※ ジファンはこう言っていましたが、実際はかなり笑いが起こっていました！

Ｑとてもスリムですが、このためにシェイプアップしたのですか？
二人だけの公演なので、多くのエネルギーが必要です。激しいダンスの練習で大量の汗をかき、自然に肉が落ちていったのでしょう。全23回公演をダブルキャストでなくやり遂げるには、体力を維持しなければならない。そのために運動や食事を集中管理しました。

Ｑ日本語はどのぐらい練習しましたか？
日本語のせりふはもっと多かったのですが、徐々に減らしました。すみません。『がんばれ、クムスン』で初めて日本の皆さんにお会いした時に日本語の挨拶を覚え、これまでずいぶん練習してきましたが、次々と作品への出演が続いたため。最近は日本語の勉強がおろそかになってしまいました。勉強を始めて5年経っているにもかかわらず、「酔っぱらった」「乾杯」しか言えません。あと5年勉強したらもう少しうまくなるかも（笑）。

Ｑご本人にとって“愛”とは？　ジンクスとは？
“愛”は今の僕に必要なもの。ジンクスは特にないですが必ずトイレに行きます。
※ 全く意外性のない回答で、記者席から思わず苦笑が……。

Ｑ11月のソウル公演には出演しますか？
同じ事務所に所属しているSS501のキム・ヒョンジュン（末っ子）が演じます。ぜひ応援してください。

Ｑ眼鏡や前歯の入歯のアイディアはご自身で考えたのですか？
初演からこのスタイルでした。ソウルの劇場は小さかったので、前歯の入歯もミニサイズだったのですが、今回は大きな会場なので、サイズを大きくしたんですよ。

この作品は韓国「The Musical Awards」二冠王のソン・ジェジュン演出、ニューヨークで活躍中の作曲家キム・ヘヨン、韓国を代表するミュージカル音楽監督ウォン・ミソル、そして、トップ韓流スターの俳優カン・ジファン等、韓国最高の制作スタッフと俳優がプレゼントするウェル・メイド・ミュージカル。観客から高い評価を受けた８月の韓国公演から更に手が加えられ、日本公演を迎えました。日本国内で、韓国ミュージカルが長期公演されるのは初めて。この秋見逃せない話題の舞台になりそうです。お見逃しなく！

　　　　　　　
◆『 Café in 』公式サイト
http://www.musicalcafein.jp/
公演期間：２０１０年１０月１６日～１１日７日までの２３回公演
特典：毎公演ごとに20名様とミニサイン会を開催！！（抽選により公演終了後開催）
場所：東京グローブ座(http://www.tglobe.net)

◆カン・ジファン日本公式ファンクラブ
http://www.kangstar.jp 

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