『コーヒーが恋に語りかけた』出版記念、ユンゴンカフェパーティ

韓国では大ヒットメーカーBrown Eyesの元メンバーとして知られ、日本にはドラマ『悲しき恋歌』のOSTで広く紹介されたユンゴンが、『コーヒーが恋に語りかけた』出版記念のカフェパーティを10月17日、東京ARKHiLLS CAFÉにて開催。爽やかな日曜の午後、芳しいコーヒーの香りと共に行われた記者会見とイベントの様子をお届けします。

IMG_2562-30s.jpgQ.4年ぶりとなる日本はいかがですか?
韓国はもう寒いんですが、日本はとてもいい気候ですね。秋が好きなのですが、ちょうど今は半袖でもいいし、ジャケットを着てもいい。この時期に来られてよかったです。

Q.今回のエッセイについて、出版の動機は?
今回の本を一緒に書いた2人の友人(チョ・ヒョンギョン、キム・サンヒョン)とカフェでコーヒーを飲みながら話すのは、ほとんどが恋の話。互いにアドバイスし合ったりしていました。そんな話をエッセイにしてみたいと書きためたものが、出版社に興味を持ってもらえ、本になりました。

Q.ソウルでスタジオを備えたカフェ(マルコの屋根裏部屋)を経営しているとのことですが、そのきっかけは?
2階がスタジオで、1階は休憩室になっていたのですが、いろんな人がやって来ていました。思いがけず「カフェをやってみたら」とアドバイスをもらって始めることにしたんです。

IMG_2509_030s.jpgQ.何度も相談された経験から、何かひとつ恋愛のアドバイスをするとしたら?
恋愛してケンカになるのは、ささいなことが多いですよね。電話してこないとか、メールがないとか。ですから、「執着しないこと」というのが、いちばんのアドバイスじゃないかと思います。(「韓国の人たちは熱いので、執着しないのは難しいのでは?」と質問されると、大きなため息をついて)日本は執着しない人が多いんですか? 韓国でも最近は執着しない人もいます。愛しているから執着してしまうわけで、執着しないのは無関心ということでもありますから、いい場合も悪い場合もありますね。

Q.このエッセイが翻訳され、日本語になりました。
昨年11月に韓国で出版し、サイン会には日本からも多くのファンが来て下さいました。今回、日本語で身近に感じて読んでもらえることになり、とても嬉しく思っています。

Q.ミニアルバムも『ラテのように』という題ですね?
エッセイと合わせて企画したわけではなく、『ラテのように』という曲は2008年に作った歌で、偶然に両方とも発売が昨年秋になりました。なので、このアルバムを聴きながら、本を読んでいただけたらいいなぁと思っています。

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Q.ドラマ『悲しき恋歌』OSTでは日本語で歌っておられ、その歌詞が素晴らしかったのですが、その歌詞ができた経緯を教えて下さい。
『悲しき恋歌』の『恋をするのなら』の歌詞は、『すでに一年』『茶髪』の作詞家にドラマのシノプスを説明して歌詞を書いてもらったら、とても素晴らしいものができました。それを僕の日本語の先生が感性で日本語にして下さったのですが、日本のスタッフやファンにもとてもよい詞だと言ってもらいました。僕の先生ですから、僕の日本語の実力もよくわかっていらして、発音しやすい言葉を探して下さったので、とても歌いやすかったです。

Q.きょうはその曲は歌いますか?
日本語を忘れてしまったので(笑)、韓国語で歌います。 

会見場のデスクに置かれていたのは、今回出版されたエッセイの日本版『コーヒーが恋に語りかけた』とユンゴンの顔がパッケージされたユンゴンセレクトのコーヒー。このコーヒーは会場でいただくことができましたが、まろやかで香り高く、とても美味しいコーヒーでした。この顔入りスペシャルコーヒーは、本を購入された皆さん全員におみやげとして配られていました。 

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続いて行われたイベントは、「アンニョハセヨ」と登場したユンゴンが、「お久しぶりです。久しぶりに皆さんに会えて、本当に嬉しいです」という日本語で挨拶して始まりました。そしてすぐにステージに置かれたキーボードで、ドラマ『悲しき恋歌』挿入歌『別れようと』の生演奏を聴かせてくれました。司会者が本を紹介しようと冒頭の「僕は三人の女性を愛した」と読み始めると、会場からは歓声が沸き起こり、ユンゴンも大いに照れて苦笑い。でもこのエッセイは「味付けはあるものの、フィクションではなくノンフィクション」とのこと。ユンゴンファンの必読書ですね。

IMG_2638_030s.jpg一緒にエッセイを書いた友人、ライターのチョ・ヒョンギョンと、料理研究家で作詞家でもあるキム・サンヒョンをステージに迎えると、リラックスしたムードで話が弾みました。ユンゴンの素顔について、ヒョンギョンが「大人と子供が共存している人。友達と遊ぶ時は小学生のようだが、仕事になるととてもコワイ人」と言うと、サンヒョンは「仕事の時だけでなく、食事の時もとてもよく食べてコワイ」と笑わせます。さらに「時には文字が全部音符に見えてしまうこともあるほど仕事熱心。でも脱北者に援助もしているし、良いこともしている人なんですよ」とユンゴンの知られざる一面を紹介してくれました。

ユンゴンからのプレゼントは、クイズ形式で選ばれた参加者に贈られました。「スカートをはいている女性」「ヒールを履いている女性」「髪は肩にかからない程度」がお好みだそう。さらにユンゴンの歌通り、「茶髪」にあてはまる女性が選ばれ、韓国から持ってきたコーヒーカップに、その場でサインを入れてプレゼントされました。そのファンに「声と横顔が好きです」と言われると、ずっと彼女に横顔を見せるように立っていたユンゴン。さらにこの日が誕生日だった3人には、バースディソングをプレゼント。観客全員が3名の名前を織り込んだ特別なバースディソングを楽しみました。

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最後はお待ちかねのミニライブ。セットリストはBROWN EYESの名曲『すでに一年』から、昨年発売になったミニアルバムの『ラテのように』、ドラマ『別れの法則』OSTの『渇き』、ドラマ『悲しい恋歌』挿入歌『恋をするのなら』までの4曲。美しい歌声を響かせ、ピアノを弾きながら、圧巻のステージを披露してくれました。


イベント終了後は、エッセイ本を購入されたファンにサイン入りの本を手渡ししながらお見送り。ファンと気軽に言葉を交わし、握手に応じるユンゴンに、ファンも大感激して帰途につきました。
 






 

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