韓国の超人気グループSuper Junior のメンバーに中華圏出身のメンバーを加え、中国語圏で活動を展開するSuper Junior M が2月24日、ザ・グランド・フェルモサ・リージェント台北ホテルで翌日リリースされるセカンドアルバム「太完美」の発売記念記者会見を開催、ビザの関係で来られなかったチョウミを除く7人のメンバーが出席しました。
（リョウク、ソンミン、ヘンリー、ドンへ、シウォン、ウニョク、キュヒョン）
結成時のリーダーだったハンギョンが脱退、しばらく活動がストップしていましたが、Super Junior本体から新たにウニョクとソンミンが加入して再スタートを切ったSuper Junior M。会見ではヘンリーが「我們回来了！（ただいま）」と中国語で高らかに宣言するシーンもあり、高揚した雰囲気で始まりましたが、最後はメンバーの楽しい発言で笑いの絶えない会見となりました。
まずは、リーダーのシウォンがメンバーを代表して挨拶。
シウォン「ここに至るまで、いろいろありましたが、僕たちを見捨てず待っていてくれたファンのために、これからもすばらしいステージをお見せしたいと思います」
待望のセカンドアルバム「太完美」には、中華圏のカリスマアーティスト、ジェイ・チョウが楽曲「幸福微甜」を提供するなど、注目度抜群です。
ヘンリー「ジェイ・チョウさん、ヴィンセント・ファンさんというゴールデンコンビに曲を書いていただいたのはスペシャルなこと。きっと、アジアじゅうの音楽ファンの関心を集めるのでは、と期待しています」
ヘンリーとチョウミ以外は、中国語のネイティブはないため、発音の練習に余念がないとのこと。メンバーが楽しいエピソードを交えながらレコーディングを振り返りました。
ソンミン「僕とウニョクは加入したばかりなので、中国語の発音に苦労するんじゃないかと覚悟していたんですが、ヘンリーが付きっきりで教えてくれ、比較的スムーズにレコーディングできた気がします。ずっと中国語の練習をしているうちに、ちょっと欲が出て、ファンと中国語でコミュニケーションするのに必要な言葉も教わったりしました」
ヘンリーに「この２つを覚えておけば大丈夫」と言われたというフレーズをソンミンとウニョクが披露。「你們好嗎？（元気？）」「很漂亮（綺麗だね）」だったのですが、ふたりの中国語が難なく通じているのを見たヘンリーが横から「じゃ、実践。携帯の番号を言って。ここにいる記者さんたちにかけてもらうから」と言い出すと、ふたりが慌てて「それはダメだよ～」と手を振り、爆笑となりました。
誰の中国語がいちばん上手？という記者からの質問には、ドンヘが自らハイ！と前に一歩出ましたが、メンバーの発音チェックを担当したチョウミは「キュヒョンは直すところがなかった」と語っていたそう。ヘンリーは「ちゃんと中国語独特のそり舌音も出せるんですよ」と、キュヒョンの中国語のマネをすると、場内またまた大爆笑でした。
ここでキュヒョンが「僕が発音の先生のキュヒョンです（笑）」と茶目っ気たっぷりな前振りのもと、詩の暗唱を披露。これには、詰めかけた記者たちも驚き、拍手が起こります。それを羨ましく思ったのか（笑）、ウニョクが「実は僕たち全員、この詩を暗唱できるんですよ。きょうはたまたまキュヒョンが代表して暗唱しただけです」と涼しい顔で言います。司会者に「では、ワンフレーズどうぞ」と振られると、「僕はみなさんの中国語が全部聞き取れてますよ。ただ、話すのが好きじゃないだけです（笑）。でも、やれと言うのなら」と前置きして、中国語の早口言葉を披露。限りなく個性的な発音で、この日いちばんの笑いが起こりました。
定番の食べ物に関する質問もありました。台湾のグルメで好きなものを聞かれたリョウクが中国語で「珍珠奶茶」。シウォンは英語で「僕はbubble tea」。ふたりは別物と思っていたようなのですが、どちらもパールミルクティーのこと。司会者に「同じものです！」と言われると、照れまくっていたふたりの様子がキュートでした。
アルバム「太完美」は3月7日付けの最新チャートで2位を獲得。1位をうかがう勢いで推移しています。
◆ミニ知識◆
中華圏で活動する時には、ヘンリー以外、漢字の名前を使っている彼ら。漢字表記を知っておくと、現地メディアの記事を見る時、とても便利です。Super Junior Mのメンバーの漢字表記をご紹介しておきましょう。
シウォン／始源
ドンヘ／東海
ウニョク／銀赫
ソンミン／晟敏
キュヒョン／圭賢
リョウク／厲旭
チョウミ／周覓
ヘンリーはHenryと英語表記されます
