日本大震災で被災した子どもたちを支援する「第5 回 ROOTOTE チャリティーイベント」が4 月4 日(月)から4 月10 日(日)に参道ヒルズ本館吹抜け大階段で開催され、日本の著名人90人と台湾の著名人50組、それぞれがデザインしたトートバックが展示されました。
チャリティーイベント最終日となる4 月10 日(日)、『チャリティーライブ』にシンガーソングライターのLOVE さん、『義援金受付』にはタレントのルー大柴さんと女優の黛 英里佳さんが駆けつけました。
アジアンハナではイベントの後に行われた囲み取材とチャリティーイベントを取材させていただきました。まずは囲み取材の様子をお届けしします。
Qこのデザインを選んだ理由は?
ルー大柴「墨絵を習っていたので、墨で描こうと思っていました。パンダがいいかなあと思い描きました。」
黛 英里佳「番組で日本全国を回っていて、お世話になっている感謝の気持ちを込めて日本列島と、“LOVE&SMILE”の後はそれぞれ大事にしている言葉や伝えたい言葉を入れていただけたらいいなあと思い描きました」
Q募金活動を行った感想は?
ルー大柴「たくさんの皆様から募金をいただいて、温かい気持ちがひとつになっているなあと思いました。また、岩手から来られた方がいらして、とても恐縮しました」
黛 英里佳「初めて募金活動をさせていただきました。一人一人と握手をして、みんなが何かしたいと感じているのだと感じました。今だけではなく、続けていきたいと思いました。震災前には岩手県や宮城県でロケがあり、訪れた時にお世話になりましたので、テレビで見ていてもとても心配です」
Q震災当日はどこにいましたか?
ルー大柴「関西にいました。仕事に行く電車の中で揺れを感じまして、10分間閉じ込められました。タクシーで帰る時も信号機は止まっていましたし、マネージャーにも連絡がつかず大変でした。コンビニの公衆電話でやっとマネージャーと連絡が取れましたが、その日の仕事はキャンセルとなり家に帰りました。家は停電でした」
黛 英里佳「私も関西にいました。ビルの1Fにいたのですが、マネージャーから連絡があり、大変な地震と知り、その日の仕事も中止ということで、慌てて東京へ帰りました」
Q今後の活動について
ルー大柴「この震災に対し、我々のできることがあれば活動していきたいと思います」
黛 英里佳「今回のイベントもそうですが、チャリティーオークションでは出品する人がいて、買ってくださる人がいて成り立ちます。感謝の気持ちを表したいと思います」
Q被災者にメッセージを
ルー大柴「毎日辛い思いをされているでしょうが、世界中が応援しています。みんなで助け合い、この危機を乗り越えていただきたい、我々もその手伝いをしたいと思っています」
黛 英里佳「このような災害でもたくましく生活している被災者の皆さんには本当に頭が下がる思いです。苦しい時は甘えてください。日本中、世界中が助けます」
『チャリティーライブ』では、シンガーソングライターLOVE さんの、明るく元気な歌声と会場の手拍子とが一体となり、心温まるライブとなりました。ライブ後はCDの即売会も開催され、この売上の一部が義捐金として寄付されました。
LOVE作
このあと、『義援金受付』にはタレントのルー大柴さんと女優の黛英里佳さんが登場。募金に参加した一人一人と握手をかわし、お礼に花をプレゼントしました。
トートバックが展示されている階段には、この日も多くの人が訪れ、それぞれの作品に見入っていました。台湾からはVANNESS、ジョセフ・チェン、ジロー(飛輪海)、ビビアン・スーなど50組以上が参加、階段の他に1Fにも特別なブースが設けられ、賑わっていました。
呉建豪( VANNESS)作
鄭元暢( ジョセフ・チェン)作
汪東城(ジロー/飛輪海)作
徐 若瑄(ビビアン・スー)作
*台湾の著名人のほか作品はこちら
日本の著名人90人のトートバックは「クラウンジュエルhttp://www.crownjewel.co.jp/」にてオークションされ、売上金は子ども支援の国際NGO セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンhttp://www.savechildren.or.jp/top/jpn/を通じて、東日本大震災で被災された子どもたちへの物資提供や心のケアに活用されます。尚、台湾でも日本の今回の震災を鑑み、台湾版 ROOTOTEチャリティーイベントのチャリティーネットオークションの落札金の全てを、当初の寄付先予定でした(社)中華民国児童慈善協会より(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付し、東北地方太平洋沖地震で被災された子どもたちに活用させて頂くことを決定いたしました。
Gallery rootote.jp/toteascanvas/charityevent/5_2011/webgallery/