2009年、香港のミュージックシーンにすい星のように登場、新人賞を総なめにしたジョナサン・ウォン。いよいよ6月15日に「君は薔薇より美しい」で日本デビューすることが決定し、5月25日、東京銀座のMY HUMBLE HOUSE TOKYOでコンベンションを開催しました。
この日のコンベンションは真っ赤な薔薇が飾られたオシャレな空間を利用した立食パーティースタイル。アルコールも入って会場が和んだところで、ジョナサンが登場。集まったプレス関係者が、いったいどんな歌声を聴かせてくれるのかとステージに注目します。
布施明が歌った「君は薔薇より美しい」は、誰しも一度は耳にしたことのある大ヒット曲。決してコピーではなく、ジョナサン・ウォンの個性が光る「君は薔薇より美しい」に仕上がっており、さすが脅威の新人と言われるだけのことはある、と唸らせました。カップリング曲は新進気鋭の作家、佐伯youthKが書き下ろしたオリジナル曲「僕がいる」。佐伯氏自らピアノを演奏し、ジョナサンとコラボ。甘い声でたっぷりと聴かせる上質のバラードが心地よく響きました。
歌詞はもちろんのこと、司会者とのトークもすべて日本語でこなしたジョナサン。そのやりとりの一部をご紹介しましょう。
Q. 日本デビューの感想は?
最近は香港のアーティストが日本で活動する機会が少ないので、こういうチャンスをいただいて驚きました。でも、今はとても楽しみです。
Q. 「君は薔薇より美しい」をカバーしてどうでしたか?
とても美しい曲ですが、本当に難しい曲です。僕にとっては大きなチャレンジで、かなり練習しなければなりませんでした。
Q. 日本語がお上手ですね。
去年まで話せなかったのですが、日本で活動するために日本人の先生について勉強しています。大人になってから新しい言語を勉強するのって大変です……(苦笑)。最近覚えた日本語は「二日酔い」(笑)。日本人の友人に電話して、元気がないねって言ったら、二日酔いなんだって言ったので、覚えました(笑)。
Q. 現在はどんな活動をしていますか?
2009年にデビューして以来、香港で2枚アルバムをリリースしました。今は香港、中国でパフォーマンスしたり、プロモーションをする日々です。これからは、日本でもがんばっていきたいと思います。
Q. 初めて日本に来たのはいつですか?
3歳の時です。東京ディズニーランドに遊びに来ました。飛行機で偶然、ジャッキー・チェンさんとお会いして、びっくりしたのを覚えています。
最後は「君は薔薇より美しい」のPVに出演した光文社「美STORY」で話題の国民的“美魔女”コンテストのファイナリストが応援に駆け付け、薔薇の花束を渡されたジョナサン。美しいお姉さまたちに囲まれ、思わず笑顔が。会場がぐっと華やいだ雰囲気に包まれました。
「これから日本で活動をスタートさせます。日本、香港、そしてアジアのみなさんが幸せになれるような曲を歌っていきたいと思います。本日は、ありがとうございました」と挨拶し、自ら会場を回って来場者に1本ずつ真っ赤な薔薇をプレゼントしてくれたジョナサン。「デビューおめでとうございます。がんばってください」と声をかけると、「ありがとうございます!」にっこりほほ笑んでくれました。香港からやってきた歌の貴公子の活躍に期待したいと思います。