韓国人気俳優チョ・インソンが2年5ヶ月ぶりに除隊後初となるファンミーティング“Reunion~再会”(主催:㈱フラウ・インターナショナル)を8月6日、品川ステラボールにて開催しました。昼公演と夜公演の間に行われた記者会見の模様をお届けします。
Q.2年5ヶ月ぶりに来日し、久しぶりの日本でのファンミーティングを開催する感想を
このようにみなさんに公式にご挨拶するのは久しぶりなのですが、韓国でも映画「霜花店(サンファジョム)」以降、ご挨拶していないので、本当に久しぶりです。今日は最後の公演もいい形で締めくくりたいと思っています。
Q.今回のファンミーティングはファンと同じ視点でアットホームな感じにしたいと希望されたそうですが
入隊中に所属していた空軍軍楽隊での生活を通じて公演というものの大切さというのを知りました。韓国と日本ではファンミーティングの形態が違いますが、日本でのファンミーティングは好きな俳優がただステージに立っているというだけでなく、様々な公演やプログラムを用意する必要があるのだと感じました。これまでは、少し堅苦しい姿であったり、多様なプログラムを用意できていなかったような気がして、もっとファンのみなさんと友達のような雰囲気の中でファンミーティングを作りたいと思いました。そして、これまで何度もお会いしている方たちなので、とにかく楽しいステージにしたいと思いました。幸いにもフラウさんといういいパートナーにも恵まれて、今回このようなアットホームな公演を企画することができて、とても嬉しく思います。
Q.アットホームな雰囲気でということで、衣装もインソンさんの私服だそうですね
衣装の協賛を得られなかったので(笑)。
Q.除隊後はどのように過ごされていたのですか?
幸いにも除隊してすぐに様々なCMのオファーをいただいたので、CMの撮影をしていました。ファンのみなさんとはCMを通じて、またお会いできる機会を得られたのですが、作品としては映画『挙兵』が9月20日にクランクインする予定で、それを目標に現在いろいろと準備しているところです。映画とドラマではプリプロダクションの方法が違い、映画の場合はかなり時間と手間を掛けて進めていくのですが、CM、広告などの撮影をしている合間にも役作りをするために監督と会って話し合ったりして、よい作品を作るために様々な努力をしています。
Q.除隊後初の作品に映画『挙兵』を選んだ理由は?
除隊後初の作品は既に『無限に挑戦』というのがあるのですが、ご存知ないですか?? 韓国では大人気番組で、みなさんにたくさん期待されていたんですけど、まだご覧になっていないのは、ちょっと残念ですね~(笑)。これまでは『卑劣な街』、『霜花店(サンファジョム)』と19才以上鑑賞可という作品が続いて、どちらかというと日陰で暮らす、激しい役どころが多かったのですが、『挙兵』のキャラクターは明るい姿を見せられる役どころだということと、監督は『トルマッコイへようこそ』を演出したパク・クァンヒョン監督なのですが、監督の繊細な演出がとても好きなので、この作品に決めました。あと、もしお時間と余裕があれば、ぜひ『無限に挑戦』もご覧になっていただいて、『無限に挑戦』について論じられる機会が与えられればと思います(笑)。
Q.2年5ヶ月の間にインソンさんの中で何か変化はありましたか?
外見の変化はみなさんの方がおわかりだと思いますが、あまり変わっていませんよね (笑) ? 内面的な変化という点では、軍隊という限られた空間で極限の状況に置かれていたので、忍耐力を学ぶことができたと思います。先日、ヒマラヤでのCM撮影で、悪天候のために撮影が延びてしまい、下山することができないというハプニングがあったのですが、そんな状況でもあまり焦ったり、慌てたりすることはなく、ただひたすら待つことができたのは、軍隊で学んだ忍耐力のおかげだと思います。
Q.除隊後に世の中が以前と違うと浦島太郎のように感じたことはありますか?
以前は日本ではドラマを通じて韓国の俳優たちがよく知られていましたが、除隊してみたら、K-POPの方々がたくさん知られるようになっていました。韓国の素敵なアーティストたちが日本に紹介される道が開けたんだなと感じました。それ以外で感じたのは、日本でいきつけだったお店が無くなっていたことですね。
Q.入隊中も様々なイベントでファンの方と会う機会もあったと思いますが、そのときのエピソードはありますか?
空軍軍楽隊は公演数がとても多く、また誰でも入れる公演が多かったので、運良く公演を通じてファンの方とお会いする機会が得られました。それまでMCの経験がほとんどなくて、とても未熟で拙いMCで緊張もしていたのですが、ファンの方が声援を送ってくださっていたので、ファンのみなさんの顔を見て安心したり、少し緊張を解くことができたりということがありました。
Q.入隊中に得意になったことは何ですか?
MCです!入隊前はそんな能力は全くなかったので、それは間違いないと思います(笑)。
Q.インソンさんはこれまで韓流ブームを牽引してきた存在ですが、今後俳優としてどのように表現していきたいですか?
僕は決して日本で韓流を牽引してきた俳優だとは思っていません。それよりもペ・ヨンジュンさん、イ・ビョンホンさん、チャン・ドンゴンさんといった先輩の方々が作った基盤の上の道を通ってきて、出演作を通じて知っていただいただけです。そういった意味で先輩の方々にはとても感謝しています。俳優は、自分がこれからどんな姿でありたいかではなく、その作品が語ろうとしていること、伝えようとしていることをキャラクターを通じてどう表現していくかが大事だと思うので、選んだ作品に全力を注いでいきたいと思います。
Q.今後の活動予定と日本のファンへメッセージを
クランクインを控えている映画『挙兵』にベストを尽くしたいと思います。久しぶりに出演する映画なので、頑張って作りたいと思います。また、日本に来るたびにみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと感じているので、映画『挙兵』は日本の方々にも共感していただけるような作品にしたいなと思っています。
久々に日本のマスコミに姿を見せくれるとあって、取材陣からも多くの関心が寄せられ、華やかな雰囲気での会見となりました。ウィットに富んだコメントやフォトセッションでもカメラマンのリクエストに気さくに応じるなど、インソン自身も久しぶりの記者会見を楽しんでいるようでした。
◆チョ・インソン プロフィール
生年月日 1981年7月28日
身長187cm 体重71kg 血液型B型
デビュー 1998年 広告「ziozia」モデル
<MOVIE>
2008年 「霜花店」
2006年 「卑劣な街」
2003年 「ラブ・インポッシブル/恋の統一戦線」
2003年 「クラシック(Classic/ラブストーリー)」
2002年 「トイレ、どこですか?」
2002年 「マドレーヌ」
<DRAMA>
2005年 SBS 「春の日」
2004年 SBS 「バリの出来事」
2003年 SBS 「星を射る」
2002年 MBC シットコム「ニューノンストップ」
2002年 SBS 「ピアノ」
2001年 KBS 「学校 3」
2001年 KBS 「純情漫画のように」
2001年 KBS 「Love me tender」
◆チョ・インソン オフィシャルファンクラブ