韓国ドラマ『パスタ』、『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』、『マイダス』等に出演し、注目の若手俳優ノ・ミヌが8月28日、日本青年館で「No Min-woo 1st Fanmeeting&Live in JAPAN」を開催しました。まずは昼公演終了後に行われた記者会見の模様からお届けします。
Q.ドラマ『パスタ』、『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』、『マイダス』と続けて作品に出演されて難しかったところは?
やはり次の作品に準備する時間がなかったことですね。『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』と『マイダス』の間は2ヶ月くらいしか時間がなくて、なかなかドンジュン先生が抜けなくて大変でした。
Q.日本のファンにミュージシャンとしての姿を見せた感想は?
先ほど終えた昼公演のオープニングでステージに立った瞬間がとても幸せでした。僕は以前ミュージシャンとして日本でもライブハウスなどで活動していたので、その魅力が分かります。ずっと再び日本でやりたいと思って、5~6年ほど準備してきました。今日ようやくその願いが叶いましたが、ずっとこの日をイメージしてきたので、特に緊張はしていません。今日来てくれたファンのみなさんにとても感謝しています。みなさんからもらったエネルギーで次も頑張ります。
Q.今後演じてみたい役や既に決まっている次回作があったら教えてください
次回作は半分くらい決まっています。いままで演じたキャラクターとは違う、本当に明るいキャラクターを演じてみたかったんです。次回予定されているキャラクターはそんな明るいキャラクターで僕に80%くらい似てると思います。楽しみにしてください。
Q.久々に日本でライブをしてみていかがでしたか?演技をしているときとミュージシャンとしてステージに立っているときでアドレナリンの出方に違いは?
僕はたくさんの人に見られることが好きで、見ている人が多ければ多いほどパワーをもらうことができるんです。今回は初めてのファンミーティングなので、俳優とは違った部分で何か特別なものを披露したかったんです。また、他の方たちのファンミーティングとは違ったものにしたくて、2ヶ月半くらい前からいろいろと考えていたところ、シャワーを浴びているときにふとヴァンパイアがイメージとして思い浮かびました。それをどうやってみなさんに伝えようか悩んだ結果、僕が登場する前に映像としてお見せしました。映像は僕が音楽から編集まですべて作ったし、ライブの選曲も自分でやりました。ライブの魅力は僕が伝えたかったことがファンに伝わっているのが感じられるところで、僕はいますごくアドレナリンが出ています。ハイになりすぎて、日本語がちょっとおかしくなってますね(笑)。
Q.YOSHIKIさんや坂本龍一さんから影響を受けているようですが、どの部分でどんな世界感で影響を受けましたか?
もともと音楽は母の影響が一番大きいです。母は子供の頃から僕がミスをしても怒ったりせずに諭してくれました。また、母は昔から僕が成功しても同じように音楽を愛しながらも恵まれない環境にいる人を助けるようにと言っていました。僕はいま1つの仕事を終えるたびにボランティア活動をしているのですが、それは母が教えてくれたボランティア精神です。そして、母と同じように成功しても驕ることなく、周りの人を大切にするようにと教えてくれたのが、YOSHIKIさんです。18歳の頃にバンドをプロデュースしてもらうことになって、ロサンゼルスで初めて会ったのですが、『ENDLESS RAIN』を作ったときはこうだったとか、いろんなことを話してくれました。あのビッグなYOSHIKIさんが僕らにも気さくに接してくださってとても感動したし、その人柄に僕もYOSHIKIさんのようになりたいと思いました。
Q.日本のファンにメッセージをお願いします。
今日はここまで来てくださってありがとうございます。これからもこうした機会がたくさんあったらいいなと思います。頑張るので、僕をずっと見ていてください。
取材した昼公演では、HYDEの『Sweet Vanila』でド派手に登場し、俳優としてのノ・ミヌのファンはやや面食らっていたが、TRAX時代からのファンにとっては嬉しい姿だったようだ。このほか、4人組ガールズグループ「バニラルーシー」とともに、坂本龍一『Merry Christmas Mr.Lawrence』のピアノ演奏で披露。また、東日本大震災で被災された日本の人たちのために作ったという自作曲『大切なあなたに』はオーケストラと共に披露し、ミュージシャンとしての幅の広さを見せてくれました。
このほかイベントではMCのヒャンギさんと相手にトークコーナーやプレゼント抽選も行われたが、ノ・ミヌはすべてのトークを日本語で行い、ファンと直接コミュニケーションを図りました。
歌、トーク、プレゼント抽選とプログラムの言葉を並べてしまうと既存のファンミーティングと変わりはないようだが、そこにはすべてノ・ミヌならではのエッセンスが散りばめられているイベントでした。