11月18日、中野サンプラザで韓国映画『痛み』のジャパンプレミアが行われ、主演のクォン・サンウが舞台挨拶に立ちました。サンウが映画のプロモーションで来日するのは、なんと『青春漫画～僕らの恋愛シナリオ～』以来5年ぶり。この映画に対する思い入れの深さを感じさせました。
Q. 久しぶりの舞台挨拶に臨む気分は？
久しぶりに日本に来られてウキウキしていますし、みなさんに新しい映画を紹介できて本当にうれしいです。
Q. この作品に出演する決め手となったのは？
まず「痛み」というメロ映画にはしっくりこないタイトルだったので、興味を覚えました。そして、無痛症の男がひとりの女性に出会うことで、今までにない感情を覚え、いろんなものを求め、心の痛みを感じていくというストーリーに共感できたので、出演を決めました。
Q. 痛みを感じないという役は大変ではなかったですか？
映画をご覧になると、あまりカッコよくない僕を見ることになると思うんですが、逆にそれが僕にとって新しい挑戦でもありました。難しい役でしたが、僕がそれをどんなふうに演じているか、ぜひ観ていただきたいと思います。
Q. クァク・キョンテク監督と仕事をした感想は？
男性を中心にしたストーリーが多い監督ですから、韓国でも、この作品をクァク監督が撮るとわかって意外に思われた方も多かったんですが、この作品では男女の感情が半分ずつきちんと描かれていたのではないかと思います。クァク監督と一緒に仕事ができてよかったです。
映画『痛み』の公式HPに寄せられた質問にも答えてくれました。
Q. 女性のどの部分を見て魅力を感じますか？
（照れながら）だいたいの男性がそうだと思うんですけど、ヒップラインが……。（場内爆笑で、司会者が「どんなヒップラインがお好みなんですか？」と突っ込むと）詳細は控えます（笑）。
Q. 映画でゆで卵を食べるシーンがありましたが、ゆで卵はお好きですか？
ゆで卵を食べるシーンがたくさん出てきますが、結構NGが多くて、いっぺんに10個ぐらい食べたこともあります。卵は栄養もありますし、好きですよ。スポーツをする人は白身がいいそうですが、僕は両方一緒に食べるのが好みです。
Q. 私は42歳独身ですが、40歳過ぎて独身は問題があると思いますか？
まったく問題ありません！ 今は韓国でも昔あった「オールドミス」という言葉がなくなって、今は働く女性は結婚できないんじゃなくて、あえてしないという方が多い気がします。なので、45歳ぐらいまでなら大丈夫ではないでしょうか（笑）？
Q. あこがれのジャッキー・チェンと共演中ですが、ジャッキーの印象は？
驚くほど強靭な方、このひと言に尽きます。アクションシーンでも57歳という年齢は一切感じさせません。そして、とてもウィットに富んだ楽しい方です。
Q. 日本ではK-POPが大ブームですがドラマ『シンデレラマン』で共演した少女時代のユナさんとは今も交流がありますか？
今撮ってる映画はフランスでも撮影があったのですが、ちょうどその時に少女時代のフランス公演があったので、連絡を取り合ってお茶を飲んだり食事をしたりしました。
Q. 以前、イベントで踊ってくれた「Gee」をぜひ披露してください。
次の次に回したいと思います。記者のみなさんがいない時に（笑）。撮られると困っちゃいますから（笑）。
Q. 最後にひと言お願いします。
今までいろんな作品を撮りましたが、この映画は長く忘れることのできない特別な作品のひとつになりました。今考えても本当に胸が締めつけられます。ぜひこの映画を楽しんでご覧ください。最後に、急に寒くなりましたが、みなさん風邪などひかず、元気にお過ごしください。
クォン・サンウの新しい魅力が満載の映画『痛み』は2012年2月11日より、シネマート新宿ほか全国ロードショー。ぜひご覧ください！
『痛み』
監督：クァク・キョンテク
出演： クォン・サンウ、チョン・リョウォン
配給：エスピーオー
© 2011 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2012年2月11日より、シネマート新宿ほか全国ロードショー
オフィシャルHP： www.itami-movie.com
【STORY】
どんなに殴られても痛みを感じないのに、お前が泣くと胸が張り裂けそうだ―。
幼い頃の交通事故で家族を失い、後遺症で痛みを感じなくなった男、ナムスン（クォン・サンウ）は借金の取り立てをしながら毎日を無気力に生きていた。そんなある日、ナムスンは取り立て先でドンヒョン（チョン・リョウォン）という女性と出会う。やがて、ナムスンは行くあてのないドンヒョンと同居を始め、いがみあいながらも次第に距離を縮めていく。ドンヒョンは事故のいきさつを、ナムスンはドンヒョンがわずかな痛みや出血が致命傷になる血友病患者だと知る。ふたりは互いの“痛み”を知って相手への愛を深めていくのだが……
