オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督「マイウェイ 12,000キロの真実」完成披露試写会&記者会見

 実話から生まれた衝撃と感動の物語を映画化、日本、韓国、中国のトップ俳優が共演し、製作途中から大きな話題を集めていた映画「マイウェイ 12,000キロの真実」がついに完成! 12月19日、主演のオダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、そしてカン・ジェギュ監督が日本に集結し、完成披露試写会、記者会見に登壇しました。 my-way-all1.jpg

左からカン・ジェギュ監督、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン
 
まずは、新宿バルト9で行われた完成披露試写会の舞台挨拶の模様からどうぞ。
 
Q. まず、ひとことお願いします。
 
オダギリジョー「きょう初めて日本で観ていただけることになり、楽しみな気持ちもある反面、ぶっちゃけ不安のほうが大きいです。先週、韓国で初めて完成した作品を観たんですが、すばらしかったです。(臨場感たっぷりの戦闘シーンでは)正直、前で観たら吐いちゃう人も出るでしょうね(笑)」
 
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 チャン・ドンゴン「日本に来るたび、いつも温かく迎えてくださって、ありがとうございます。9ヵ月、一生懸命努力して制作した作品が日本で公開されることになり、ドキドキ感とワクワク感でいっぱいです。この映画を愛してくださるとうれしいです」
 
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 ファン・ビンビン「カン・ジェギュ監督の作品に出られ、おふたりと共演できて光栄です。戦争映画ですが、人間味あふれる作品です。どうぞ楽しみにご覧ください」
 
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カン・ジェギュ監督「戦争映画なので客席が男性ばかりだったらどうしようと思っていましたが、女性が90%! 我ながら、いいキャスティングをしたと思います(笑)」
 
Q. 互いに共演した印象は?
 
オダギリジョー「優しくて誠実で謙虚。日本ではもう消えてしまったタイプ。非の打ちどころのない人で、みなさんが愛していらっしゃるのが理解できます。チャン・ドンゴンさんとのエピソードをひとつ披露すると、一緒にカラオケに行って、無理やり(笑)デュエットで歌わされたことかな(笑)。チャン・ドンゴンさんは、TUBE、チェッカーズ、サザンオールスターズ、徳永英明さんの歌が好きで、一緒に歌いました。(ドンゴンのファンに向かって)いいでしょ~(笑)?」
 
チャン・ドンゴン「僕が知ってる日本の歌を歌って、仲良くなりたいと思ったんです(笑)。オダギリジョーさんとは初共演。作品を拝見すると内気そうな方で心配していたんですが、お会いするとユーモアたっぷりの方で、すぐに親しくなれました。それに、僕たちふたりとも、この作品を撮影している間に子供が生まれて、共通の関心事ができたことで、はやく打ち解けられた気がします」
 
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Q. この作品のオファーを受けた理由は?
 
ファン・ビンビン「まずは、中国にもファンが多いカン・ジェギュ監督の作品だということです。そして、日本と韓国のイケメンと一緒に仕事ができること(笑)」
 
Q. この映画の見どころは?
 
カン・ジェキュ監督「ノルマンディーまでの長い道のりを経て、ふたりの男がどう変わっていくかを観ていただきたい。また、ひとつひとつ苦労して撮った戦場のシーンもゆっくりご覧いただけるとうれしいです」
 
 
この後、ペニンシュラ東京に場所を移し、記者会見が行われました。
 
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Q. この映画を撮るきっかけは1枚の写真だったそうですね。
 
カン・ジェギュ監督「はい。6年前、アメリカ国立公文書館に保管されていた1枚の写真に、ドイツ軍の軍服を着た東洋人が映っているのがインターネットで公開され、大変な話題になりました。さまざまなドキュメンタリー、小説、シナリオが発表されましたが、韓国のSBSが制作したドキュメンタリーを観て、こんな小説のようなことがあるのかと感銘を受け、映画化したいと考えたのがきっかけです」
 
Q. 戦闘シーンは過酷な撮影だったようですが?
 
オダギリジョー「想像を絶する、この世のものとは思えないほどの酷さでした(笑)。ニコニコ動画で生配信されているそうなので、これでも言葉を選んでいるんですけど(笑)」
 
チャン・ドンゴン「カン監督の『ブラザーフッド』で戦争映画を経験しているのですが、以前の経験などまったく役に立たない過酷な現場でした。いちばん大変だったのは寒さ。マイナス17度の中、薄い軍服で撮影しなければならず、下に着込んでも相当寒かったです」
 
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ファン・ビンビン「現場では誰も私を女性扱いしてくれませんでした(笑)。男性数人と一緒に走るシーンでは、チャン・ドンゴンさんみたいに足が長くないので大変でしたが、負けまいと全力で走りましたし、氷の張った水に飛び込むシーンもありました。女優は戦争映画に出るのを嫌うものですが(笑)、お引き受けした以上、やり遂げるしかないと頑張りました」
 
Q. 3人をキャスティングした理由は?
 
カン・ジェギュ監督「まず、オダギリジョーさんは繊細で丁寧な芝居ができる役者さん。どうしても出ていただきたくて交渉したんですが、この作品に出演していただけたのは、本当にラッキーでした。チャン・ドンゴンさんは、ノルマンディー上陸作戦のシーンで、こんな遠くまで来てしまったという時のジュンシクの眼差しを頭に描いた時、あの思いを表情で伝えることができるのは、チャン・ドンゴンさんしかいないと思ってオファーしました。そして、オダギリジョーさん、チャン・ドンゴンさん、男から見てもカッコいいふたりが並んで映るシーンを想像すると、女性にも喜んでいただけるだろうと(笑)。ファン・ビンビンさんは韓国との合作映画にも出演されている、すばらしい女優さん。ただ、残念なことに、この映画では早く死んでしまう役なので、次は最後まで長生きする役で一緒に仕事がしたいですね(笑)」
 
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Q. いちばん観てほしいシーンは?
 
オダギリジョー「その質問がいちばん困るんですよね。ぶっちゃけると、日本でこの映画がヒットすると、監督もスタッフもみんな幸せになれる。記者のみなさん、見どころは書かなくていいので、とにかくこの映画を観てくれ、という思いを伝えてください(笑)」
 
チャン・ドンゴン「その通りです(笑)! スケールの大きな戦闘シーン、ふたりの男のストーリーを楽しんでください」
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ファン・ビンビン「この映画は戦争映画ですが、人と人の心の触れ合いが描かれています。2時間20分は長いと思って観た方が、あっという間に時間が過ぎたとおっしゃってくださったのですが、絶対に失望させることのない作品だと思います」
 
映画「マイウェイ 12,000キロの真実」は2012年1月14日(土)から日本全国で公開予定です。詳しい上映スケジュールは公式サイトmyway-movie.comでご確認ください。
 


 

 

 

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