韓国人気ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』でコロ役を好演して、日本でも人気急上昇中のユ・アインが2011年12月22日、中野サンプラザホールで「YOO AIN クリスマスファンミーティング『聖なる夜に~with Ain』」を開催した。
W (ダブリュー)『少年世界』で歌声を披露しながらステージに登場したユ・アインは照れ笑いとも苦笑いとも取れる表情。その理由を「毎回上手くない歌で始まって申し訳ありません」と開口一番に話し、「5月のファンミーティング以来、東京では2回目なので、前回よりは緊張はしていません。楽しい時間になるように盛り上げていきたいと思いますので、みなさんも積極的に参加してください」と挨拶した。
この日の公演は20日の大阪公演に続いての開催。食の台所といわれる大阪では、「うどん、お好み焼き、お寿司も食べました。大阪で行ったお寿司屋さんは汽車が運んできてくれる回転寿司屋さんで楽しかったです。日本の料理はおいしい上に楽しく食べられるのがいいですね」と日本の味を楽しんだ様子。
人気ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で演じたコロ役については、「僕ならユニにもっと積極的に告白したはずです。プライベートでは他人のものを奪ったりはしませんが、気持ちの上では積極的に動くタイプです」と自身との違いを語った。また、劇中で話題となった「しゃっくり」に話しが及ぶと、「しゃっくりはコロというキャラクターをひと言で表すとても大事な演技でした。普段は男らしくてクールな無口だけど、本当は優しくてシャイという両面性を持つ男の子みたいな性格が表現できていると思います」とキャラクターを象徴する演技の一つであったことを明かした。
韓国で観客数500万人を突破、「第62回ベルリン国際映画祭」の招待作品に選ばれた『ワンドゥギ』についても語った。「とても嬉しいです。日本のみなさんはまだご覧になっていない方が多いと思いますが、『トキメキ☆成均館スキャンダル』が終わった後の作品だったので、成功していなかったらここにいるのは居心地が悪かったと思います」と喜びを表すと、「俳優としてはコロのようなカッコいいキャラクターばかりだと息苦しさを感じてしまいます。俳優というのはどんなときでも任された役を演じなければいけません。新しい作品で演じるために前のキャラクターを脱ぎたいなと思っていましたが、コロというキャラクターが定着していた感じがありました」と語り、役作りには人知れず苦労があったことを明かした。また、名優キム・ユンソクとの共演は、「撮影現場では和気藹々というわけではありませんでしたが、作品のことについて話し合っていました。一緒に演じながら映画全体を見る目を養うことを学びました。僕はこれまで自分の演技だけで精一杯だったのですが、全体を見る目が長けている先輩と一緒に撮影しながら、映画の最初から最後まで見通して役も把握しつつ表現していく方法を身につけることができました」と、大先輩から学んだことはとても多かったようだ。
このほかトークコーナーではクリスマスにちなんだ質問に答えた後、ファンも参加してのクイズコーナーへ。「○×クイズ」でアインにまつわる問題が出題され、最後まで残った3名がステージ上でアインと一緒にクリスマスツリーの飾り付けを仕上げた。そして、ツリーに吊るされたファンの願い事が書かれた短冊をアインが自ら選び、ハグや2ショットなど3名のファンの願いを叶えた。
最後に再びDelispice『告白』で歌声を披露。「今日は僕よりみなさんに楽しんでいただければいけなかったのですが、いかがでしたか? 大阪ではまだ東京があると思って気楽だったのですが、東京も終わってしまうのは名残惜しいですね。先ほど受けたインタビューでソウルと東京の違いを聞かれました。ソウルにはソウルタワー、東京には東京タワーがあると答えました(笑)。言葉は違いますが、ソウルと東京は本当にそれくらいしか違いがないと思っています。みなさんは僕の心の中に常にいます。また日本でお会いしましょう!」と挨拶し、優しい笑顔で「アンニョン~」と言いながらステージを後にした。続いて行われた握手会では、ファン一人一人の声に耳を傾けながら、しっかりと握手。最後までファンの気持ちに応えていた。
2011年は『トキメキ☆成均館スキャンダル』の終了後、『ワンドゥギ』の撮影、宣伝活動と続き、「幸せで夢のような時間が続いた1年だった」と振り返ったユ・アイン。2012年は、『ワンドゥギ』の日本公開も予定されている。2012年も大活躍の年となりそうだ。
◆ ユ・アイン日本公式ファンクラブ http://www.yooain.jp