客席も涙、ヤン・ヨンヒ監督万感の想いで登壇韓国でのアジアプレミアも大成功!

   米国アカデミー賞外国語映画賞 日本代表作品『かぞくのくに』
安藤サクラ ×井浦新 ×ヤン・イクチュン×ヤン・ヨンヒ監督
6日実施 釜山国際映画祭
アジア・プレミア上映後ティーチ・インのご報告
 
10月4日(木)~13日(土)開催の第17回釜山国際映画祭「アジアの風」部門に正式出品されている来年度のアカデミー賞外国語映画賞日本代表にも選出され、現在ロングラン上映を続けているヤン・ヨンヒ監督作品『かぞくのくに』。アジア・プレミアとなる10月6日(土)CGV Centumcityにて公式上映後に監督と役者たちによるティーチ・インが実施されました。
 
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上映後、会場から大きな拍手が沸き起こるなか、韓国の観客たちと一緒に上映を鑑賞したヤン監督と安藤、井浦、ヤン・イクチュンが登壇した。まずヤン監督が、声を詰まらせながら「なぜ私がこの映画を作ったのかは、この映画を観ればわかるはず。できれば父、母、兄たちと一緒に観ることができたら・・・いつか兄たちと一緒にスクリーンでこの映画を観られる日が来ることを心から望みます」と、万感の表情で語ると客席からは拍手が起こった。続いて、唯一の韓国キャストであるヤン・イクチュンは「今回、韓国で初めて観客の方々と一緒に大きなスクリーンで観ることができて、この作品のあまりの悲しみの深さに胸がいっぱいになってしまって・・・」と涙ながらに語った。監督の分身ともいえるリエを熱演した安藤サクラは、「この作品が韓国で上映されたっていう事実に、正直混乱しています」と言いつつも、この役を演じたことについて「共演者やスタッフと話しながら、予定調和でなく作っていけた作品で、自分が受けたショックもすごかった。忘れられない現場になりました」と興奮と緊張の入り混じった表情で語った。
 
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観客から「韓国語での演技は大変だったのでは、どんな気持ちで演じられたのか」と尋ねられた井浦新は「現場で心が整ってさえいれば、言葉の問題やそれによるお芝居の壁は重要ではないということを実感できました」「この作品の裏には、国と国との問題、一つの家族が国に翻弄されているという事実など色々なテーマがあるけれども、僕はあくまでもひとつの家族の話として演じました」と話し、この作品への並々ならぬ思いを伺わせた。
ティーチ・インでは時間内で収まらないほどの質問の手が挙がり、韓国での注目の高さが感じられる内容となった。登壇後もファンに囲まれるなど、会場は熱気に包まれ、大盛況のアジア・プレミアを終えた。
 
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【作品詳細】 『かぞくのくに』は、病気治療のために25年ぶりに北朝鮮から一時帰国した兄ソンホ(井浦新)と、彼を迎える妹リエ(安藤サクラ)ら家族の姿を通し、価値観の違いと変わらぬ家族の絆を綴っていく人間ドラマ。ドキュメンタリー、『ディア・ピョンヤン』(06)『愛しきソナ』(09)のヤン・ヨンヒ監督の実体験をもとに描いた自身初のフィクション映画である。
 
 テアトル新宿ほか全国大ヒット上映中!
 
 
◆かぞくのくに公式サイトhttp://www.kazokunokuni.com/
 


 

 
 

 

 

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