ジェイ・チョウが12月11日、北京で自身の監督2作目となる「天台」の記者会見を開催しました。会場にはファンから贈られた8パックの腹筋がたくましいジェイのパネルが飾られ、制作に参加している盟友ウィール・リウジェイも登壇、ジェイがプロデュースした会見ということで、独特の雰囲気が漂います。
ジェイは2007年の初監督作品「言えない秘密」が大ヒット、主要な映画賞を多く獲得しており、「天台」にも多くの期待が寄せられていますが、本作は当初噂されていたような「言えない秘密２」ではなく、ラブストーリーとロマンチックな歌とダンス、アクション、特殊効果が融合したもので、ジェイがクリエイトする新しいスタイルの映画そうです。
詳しい内容は明かされませんでしたが、この日会見が行われた場所は、主演も務めるジェイの演じる人物が仕事をする漢方医院を再現したものとのこと。また、いまだに発表されていないヒロインについては、この日紹介されたダイジェストで、ジェイの肩に寄りかかった後ろ姿がちらっと映っただけ。やはり誰だかベールに包まれたままでした。ジェイは「映画のポスターやこれまでに発表した内容を詳しく見れば、どんな物語かは推測できるはず」と話しましたが、謎が多ければ多いほど、興味を掻き立てられ、プロモーション効果抜群です。
会見では「言えない秘密」でヒロインを演じたグイ・ルンメイがビデオレターで登場。「ジェイは天才タイプの監督。映画のストーリーを話してくれた時、頭の中には既にすべてのシーンが出来上がっていました。一緒に仕事ができて楽しかった。今度の作品もすばらしいものになると期待しています。プレミアには招待してね」とコメントするのを観たジェイは「彼女は少女が羽を広げて高く飛ぶがごとく、女優として脱皮した。今度の作品で、また新しいヒロインを映画界に羽ばたかせたい」と語り、ヒロインが新人であることを明かしました。
年末にはニューアルバム「十二新作」をリリース。映画とアルバムのプロモーションで大忙しのジェイ。先日はPSYの「江南スタイル」が世界でヒットしていることに対し、「中華圏の音楽のほうが優れている」と発言して物議を醸しましたが、「韓流を聴くなということではなくて、自分たちの音楽があることを覚えていてほしい、華流がいちばんクール！と言いたかっただけ」とコメントしました。2013年公開の「天台」は、歌とアクションのパフォーマンスを披露する公演も10数カ所で予定されているとのこと。映画と共に楽しみです。
