日本でも人気のジェリー・イェン、ジョセフ・チェン、アイビー・チェン、ミシェル・チェンの4人が主演した台湾映画『花漾』の台北プレミアイベントが2012年12月26日、台北西門町の映画館、日進威秀前で開催されました。この日は兵役中のジョセフを除く主演の3人に加え、ゼロ・チョウ監督、マー・ズージュンらがレッドカーペットを歩いて登場、集まったファンから大きな歓声が飛びました。
ゼロ・チョウ監督「クランクアップから時間がたって、ずっとポストプロダクションで来る日も来る日も小雪(ミシェル)、小霜(アイビー)、刀疤(ジェリー)、李二少(ズージュン)を観てきたので、現代人の格好をした4人に会って不思議な気分(笑)。ロケ地の馬祖は寒かったし、アクションシーンの撮影も大変だったし、スタッフと出演者みんなが苦労を重ねて撮影した作品が今夜いよいよ上映されると思うと感慨もひとしお。みなさんに楽しんでいただけると嬉しいです」
マオ・ズージュン「この映画に出演して、初めて台湾に来ました。台湾は食べ物がおいしいですね。実は最初、監督からオファーをいただいた時は驚いたんです。実年齢よりかなり上の役で、しかも自分とかけ離れたキャラクター。どうして僕なんだろう?と。でも、監督の力を借り、あの時代のインテリ若旦那の感覚を掴んでいくことができました。すばらしい共演者にも恵まれ、得たものが多かったです」
アイビー・チェン「これまでは明るく活発な女の子の役が多かったので、人も愛も信じない小霜の役をいただいた時はビックリしたし、私にとっては大きな挑戦でした。それにしても冷たい海に入ったり、雨に打たれたり、本当に寒かった(笑)。思わず、お湯をたしてよ!と思ったけど、海だからそうもいかなくて(苦笑)」
ミシェル・チェン「西門町にこんなたくさんの人に集まってもらい、とても嬉しいです。台湾映画の大作に参加できて光栄です。寒かったり暑かったり、体に特殊メークも施さなくてはいけなくて大変だったので、監督を恨みたくもなりましたが(笑)、台湾、香港、中国の優秀な俳優さんたちと、素晴らしい脚本の作品に出演でき、幸せでした。特に、サンドラさん、サイモンさんは子供の頃から観てきた方たちなので、共演できて感無量でした」
サンドラ・ン「こんなビッグな台湾映画に呼んでくださったチョウ監督に感謝しています。ただ、台湾は暖かくて食べ物が美味しいと言われてオファーを受けたのに(笑)、いきなり小さな飛行機に乗って寒い馬祖に連れて行かれて、だまされたと思ったわ(笑)。でも、とても美しく、作品にピッタリの風景が広がっていて、監督が馬祖をロケ地に選んだ理由がよくわかりました。台湾の時代劇に出演するのも初めてだし、今回の役はこれまで演じたことがないような役だったので、難易度が高かったんですが、若い優秀な俳優さんたちと共演できて楽しかったです」
ジェリー・イェンは「残念だったのは、サンドラさんとラブシーンがなかったこと(笑)」とまず笑いをとり、司会者にアイビーとのキスシーンで舌が見えていたと指摘されると大いに照れながら爆笑。「アイビーとのシーンでは、彼女がいろんな感情を呼び起こしてくれて、演技の助けになりました」とコメントしました。アクションシーンあり、水中シーンあり、海に蹴り落とされるシーンあり、ワイヤーアクションありで、司会者から「お疲れさまでした」とねぎらわれると、横からサンドラ・ンが「ジェリーはお肌がすべすべだから、海賊らしく見えるように特殊メークで頬に傷跡を作ったのよ」と補足するシーンも。最後は「監督にいろんな挑戦をさせてもらって感謝しています。アクションシーンの大変さも実感でき、たくさんけがをして、どうやって自分の体を守ればいいか勉強できました。先輩の演技から学ぶことも多かったです」と感謝の言葉で締めくくりました。
花漾酒のチャリティーオークションのために、蔵元の人たちを交えて記念撮影をして、イベントが終了。チョウ監督によると、映画「花漾」は日本での上映に向けて調整中とのこと。楽しみに正式発表を待つことにしましょう。
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