超話題作『セデック・バレ』 2013年5月に待望のロードショー決定!

2013年5月、センセーショナルを巻き起こした台湾映画『セデック・バレ』のロードショーが決定した。

 sed003.jpg
かつて誰も味わったことのない獰猛な映画体験
価値観が乱される4時間半!!第一部&第二部、一挙公開!!
 
ほぼ無名の俳優たちをメインの役柄に起用したにもかかわらず、台湾でメガヒットを記録、台湾のアカデミー賞と言われる第48回台湾金馬奨で最多11部門にノミネートされ、見事グランプリを受賞、観客投票賞でもグランプリに選ばれたほか、助演男優賞、映画音楽賞、音響効果賞を獲得した超話題作『セデック・バレ』の日本公開が決定した。
 
本作品は2011年のヴェネチア国際映画祭ワールドプレミア上映では世界の映画人たちから注目を集め、アカデミー外国語映画賞台湾代表作品にも選出。2012年3月に開催された第7回大阪アジアン映画祭では4時間36分の完全版(台湾ドメスティックバージョン)での上映が大きな話題となり、圧倒的な支持を得て観客賞に輝いた。今回、ウェイ・ダーション監督からの強い希望を受け、劇場公開でも第一部「太陽旗」(144分)、第二部「虹の橋」(132分)の完全版で上映されることに。
 
構想10余年、台湾の新鋭ウェイ・ダーション監督(『海角七号/君想う、国境の南』)のもとに安藤政信、ビビアン・スーら国境を超えたキャストが集結
 
監督はデビュー作『海角七号/君想う、国境の南』で台湾映画史上歴代第1位の大ヒットを記録したウェイ・ダーション。「霧社事件」を扱った漫画を読み、血がたぎるような想いにかられ映画化を決意したというウェイ監督は1999年から本作の脚本に取りかかり、5分ほどのトレーラーを作って資金を集めることを繰り返し、最終的に『海角七号』をヒットさせることで自らの実力を証明し出資を募った。映画の最後に「天使たち」と紹介された出資者のクレジットにはジェイ・チョウやジェリー・イェンなど、台湾を代表するスターも名前を連ね、話題となった。
 sed004.jpg
さらに国際的映画監督ジョン・ウーがプロデューサーに加わり、日本映画美術界を代表する種田陽平がプロダクションデザインを担当。徹底した歴史考証に基づき、壮大なスケールで霧社の村を見事に再現した。
 
セデック族のキャストには原住民を起用。頭目のモーナ・ルダオの晩年を演じたリン・チンタイの本職は(現在も)牧師であり、若きモーナ・ルダオを演じたダーチンは本作への出演で俳優としてのスタートを切った。原住民キャスト以外の脇を固めるのは、多くの海外映画に出演する国際的俳優・安藤政信、俳優・監督として映画界でも活躍する人気芸人・木村祐一、母親が原住民族出身の台湾人女優ビビアン・スー。構想から10年以上、アジアの映画人が結集し、エンタテインメントを凌駕する一大巨編が誕生した。
 sed005.jpg
1930年、日本統治下の台湾で起きた壮絶な事件を渾身の映画化
 
1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)までの50年間に及んだ台湾の日本統治時代。統治下の台湾では日本人化運動が推し進められ、新しい文化文明がもたらされる一方、原住民族独自の文化や習慣がないがしろにされたり、一部では過酷な労働と服従を強いられるようになっていた。そんな中1930年、日本人警察官との間で起こった小さないざこざが原因で発生した先住民による武装蜂起、日本統治時代後期の最大規模の抗日暴動が「霧社事件」である。
sed001.jpg
映画『セデック・バレ』は、“文化”と“信仰”の衝突という視点で「霧社事件」を描いた、4時間36分に及ぶ歴史超大作。第一部『太陽旗』では日本の統治下で苦しい生活を強いられてきたセデックの人々が、ある事件をきっかけに部族の誇りをかけ、武装蜂起するまでが描かれる。そして、セデック族のあいだで「死後に渡る」と信じられてきた虹の橋を象徴とする第二部『虹の橋』では、蜂起したセデック族に対する日本の警察および日本軍の報復、セデック族の人々を襲う悲劇と多大な犠牲が、憎しみや恨み、家族愛、苦悩、葛藤などさまざまな感情の交錯をまじえながら、生々しく描かれる。
 
本作のタイトル『セデック・バレ』とは“真の人”を意味するセデック語。これは死を覚悟しながら、それぞれが信じるもののため戦った者たちの命の尊厳を問う物語。その生き様に全身が打ち震えるだろう。
 sed002.jpg
STORY
台湾中部の山岳地帯に住み、虹を信仰する誇り高き狩猟民族・セデック族。その一集落であるマヘボ社を統べる頭目の子 モーナ・ルダオは、初めての狩りで瞬く間に2つの首を挙げ、村の内外に勇名をとどろかせていた。1895年、日清戦争で清が敗北したことにより、彼らの暮らす山奥の村にも日本軍が押し寄せる。強く反発するモーナだったが、集落は次々と支配下に置かれ、原住民たちの平穏な生活は奪われていった。
日本による統治が始まってから35年。セデック族の頭目となったモーナは、先祖が作り上げた狩り場が徐々に失われていくことに心を痛めながらも、日々を耐え抜いていた。そんな中、マヘボ社に配属された日本人警察官とセデック族の一人が衝突。その騒動をきっかけに、長らく押さえ込まれてきたセデック族の若者たちは、頭目であるモーナに日本軍への反撃を迫り……。
 
詳しい上映スケジュールなどは公式サイトでご確認ください。
 
◆『セデック・バレ』公式サイト http://www.u-picc.com/seediqbale/
 
 
『セデック・バレ』
 
出演:リン・チンタイ(林慶台)、ダーチン(大慶)、安藤政信、ビビアン・スー(徐若瑄) 
監督・脚本・編集:ウェイ・ダーション(魏徳聖)
製作:ジョン・ウー(呉宇森)、テレンス・チャン(張家振)、ホァン・ジーミン(黄志明)
撮影:チン・ディンチャン(秦鼎昌)
プロダクションデザイン:種田陽平
 
sed006.jpg2011年/台湾/カラー/
セデック語・日本語/
第一部「太陽旗」144分・
第二部「虹の橋」132分・
計276分/HD
 
原題『賽德克·巴萊』
英題『Seediq Bale』
提供:マクザム、太秦 
配給:太秦

  
© Copyright 2011 Central Motion Picture Corporation & ARS Film Production ALL RIGHTS RESERVED.
 


 

前に戻る 13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23
[Copy selction] [Translate With Google]