国内外で再評価高まる中、韓国公開も決定！
本日２月１日、第６４回読売文学賞の受賞作が発表となり、ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』が、戯曲・シナリオ賞を受賞した。昨年８月の公開以来各地で熱い感動を引き起こした『かぞくのくに』、在日コリアン２世のヤン・ヨンヒ監督自身の体験を基に、「帰国事業」に翻弄される家族の姿を丁寧に描いたシナリオは、同賞のほかにも、第６７回毎日映画コンクール脚本賞、第１５回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」を受賞し、脚本部門で３冠に輝いた。
さらに、第８６回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・テン第１位、「映画芸術」２０１２年日本映画ベストテン第１位を獲得し、日本映画界を牽引する２誌のランキングを制したほか、先日発表された第５５回ブルーリボン賞では、作品賞、主演女優賞、助演男優賞の３冠を達成するなど各賞を軒並み受賞。名実ともに２０１２年を代表する日本映画の一本となり、現在、東京ほか全国で行われている本作アンコール上映にも連日多くの観客が詰めかけている。
また、昨年のベルリン国際映画祭を皮切りに世界１５か国１６か所の国際映画祭に正式出品しており、海外での評価の確かさを伺わせる。さらに、３月７日に公開が決定した韓国では、唯一の韓国人キャストであるヤン・イクチュン（『息もできない』監督、主演）も公開に向け、ヤン監督とともにプ
ロモーションに参加する予定だ。
ロモーションに参加する予定だ。今回の受賞を受けたヤン・ヨンヒ監督のコメント
「受賞ラッシュの日々、その重みに圧倒されています。１０年以上心の中であたため続けた物語が、全スタッフと俳優たちの熱意の結晶として１００分の映画に生まれ変わりました。監督としてはやっとスタートラインに立ったばかり。自分の思いを表現出来る自由と責任を噛み締めながら、これからも魂を込めて作品を作り続けます。」
≪『かぞくのくに』国内各賞・受賞一覧≫
■第８６回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン第一位、主演女優賞（安藤サクラ）
■第５５回ブルーリボン賞 作品賞、主演女優賞（安藤サクラ）、助演男優賞（井浦新）※３冠獲得は本年最多
■第６７回毎日映画コンクール 脚本賞（ヤン・ヨンヒ監督）
■第６４回讀賣文学賞戯曲・シナリオ賞（ヤン・ヨンヒ監督）
■第１５回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」（ヤン・ヨンヒ監督）
■「映画芸術」２０１２年日本映画ベストテン第一位
■第４回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞 （ヤン・ヨンヒ監督）
■第３４回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞 （ヤン・ヨンヒ監督）
■おおさかシネマフェスティバル２０１３ 作品賞、主演男優賞（井浦新）
※「キネマ旬報」と「映画芸術」の日本映画ベストテン第一位が同一作品なのは、01年『GO』（行定勲監督）以来。
◆『かぞくのくに』DVD＆Blu-ray、３月２２日（金）（発売元：角川書店）発売決定！発売を記念して、ヤン・ヨンヒ監督作『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』同時リリース！！
出演：安藤サクラ、井浦新、ヤン・イクチュン、津嘉山正種、宮崎美子、京野ことみ、大森立嗣、村上淳、省吾、諏訪太朗
監督・脚本：ヤン・ヨンヒ 企画/エグゼクティヴ・プロデューサー：河村光庸 プロデューサー：佐藤順子／越川道夫 音楽：岩代太郎 撮影：戸田義久 照明：山本浩資 音響：菊池信之 美術：丸尾知行 装飾：藤田 徹 衣装：宮本まさ江 ヘアメイク：橋本申二 編集：菊井貴繁 監督補：菊地健雄 助監督：高杉考宏 制作担当：金子堅太郎 宣伝プロデューサー：竹内伸治 製作：スターサンズ 、角川書店 制作：スローラーナー 宣伝協力：ザジフィルムズ 配給：スターサンズ
[2012年/日本/カラー/100分/１６：９/HD]
