4月25日、六本木に<アミューズ・ミュージカルシアター>のオープニング作品に選ばれたKミュージカル『カフェ・イン』のプレスコールが行われました。同日夜に初日を迎える直前とあって、期待と緊張が膨らむ中、主演のユン・コンジュとキム・ドヒョンが取材陣に見事な歌声を披露、公演にかける思いを語ってくれました。
まずは、『カフェ・イン』に登場する全16曲の中から、デュエット曲である「愛の妙薬」「リラックス」「私の中のカフェイン」を歌うシーンが再現されます。『カフェ・イン』は出演者が2人だけのミュージカル。2つの声が溶けあった歌は時に迫力たっぷり、時に遊び心いっぱい。加えて、会話のシーンの「間」も絶妙。このまま全幕観賞したい、と思わずにはいられない面白さです。
また、初お披露目となったシアターは、ステージの両側に縦長の電光掲示板が設置され、セリフと歌詞の日本語訳が縦書きで表示。同じくステージ両側にあるスクリーンには、舞台袖やセットの後ろなど、本来観えない位置の俳優の様子が映し出されるなど、ミュージカルに特化したシアターだけあって、どこからでも見やすい設計になっており、楽しさが倍増します。
ここで、『ミュージカル・テニスの王子様』や『タンブリング』で舞台経験があり、韓国ドラマ『となりの美男<イケメン>』にも出演した水田航生、ミュージカル『RENT』でミミ役を務めたモデルの石田ニコルが応援に駆け付け、石田ニコルは「初めて韓国の舞台を拝見しましたが、(楽しい掛け合いが)本当に面白くて、思わずクスっと笑ってしまいました!」、水田航生は「日本で韓国の舞台が観られる場所ができたのは素晴らしいこと。続きが気になるので、早く本編を全部観たいです!」とコメント。ユン・コジュンとキム・ドヒョンに花束を贈呈しました。
Q. 『カフェ・イン』の出演者は2人。2人芝居ならではの難しさや醍醐味は?
ユン・コジュン「2人だけなので、この大きな空間、客席を埋めるのはとても大変なのですが、逆に2人だけで2時間近いお芝居を引っ張っていく中で、ピッタリ呼吸が合ったりすると、どんな作品よりも嬉しさや感動が大きく、やり甲斐があります」
Q. ジミンとジョンミン、1人2役に挑戦されましたが、ぜひ観てもらいところは?
キム・ドヒョン「実際は付け歯をつけているジミンのもう1つの姿があるので、3つの役を演じているとも言えます。ただ、今回はジミンが本来の姿でいる時と変装している時の違いに焦点を絞って、演出家と相談し、いかにその差を出すかを工夫して演じました。ぜひその点をご覧ください」
Q. 韓国のミュージカルを日本で上演する特別な思いは?(水田航生より)
ユン・コジュン「誰もが共感できる愛をテーマに描いた、とてもキュートな作品なので、この作品で日本の皆さまの前に立てることが幸せです。個人的には2007年にも日本の舞台を踏んでいるのですが、再び日本に来られたことをとても嬉しく思っています」
キム・ドヒョン「僕は2006年に日本で舞台に立っているんですが、その時は重いテーマの作品で、作品の力でお客さんに訴えました。今回はコメディーなので、言葉の問題が大きいのではと心配していたのですが、みなさんの反応が良くて、安心しました。(日本語訳が読みやすい)シアターを作っていただいて感謝しています」
Q. 私は『RENT』に出演していた時、開演前に全員でハグをするのが恒例だったのですが、お2人で何かすることはありますか?(石田ニコルより)
ユン・コジュン「(ハグという言葉に照れた後)ファイト!と声を掛け合ってスタートします」
Q. いよいよ今日から開演ですが、日本のお客さんにメッセージをお願いします。
ユン・コジュン「この『カフェ・イン』にたくさんの関心を寄せていただければ、と願っています。きょう来ていただいたマスコミの皆さま、この作品が愛されるよう、たくさん宣伝してください! よろしくお願いします」
Q. 上演に向けた意気込みをどうぞ。
キム・ドヒョン「まだまだ役者として足りない面がたくさんあると感じていますので、一生懸命に、誠実に、そしてまじめに取り組んでいる姿を日本の皆さまにお見せしていきたいと思います」
ミュージカル『カフェ・イン』は4月25日から上演開始。5月5日までがユン・コンジュとキム・ドヒョン、5月6日~19日はク・ウォンヨンとイ・スのキャストでお届けします。また、『カフェ・イン』に続くオープニング第2作目に『シングルズ』、3作目に『風月主』の公演も決定! 詳しい予定、作品紹介、チケット購入方法はアミューズ・ミュージカルシアターの公式HPでご確認ください。
公式サイト: www.amuse-musical-theatre.jp