中華圏はもとより、日本でも絶大な人気を誇り、『金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件』が日本テレビで放送され、注目を集めた俳優ウーズン(呉尊)が、1年ぶりに日本でファンミーティングを開催。トークやクイズタイムの後には握手会もあり、ファンと楽しい時間を過ごしました。名古屋、東京計4公演のうち、アジアンハナでは4月29日に品川ステラボールで行われた東京昼公演と終演後の囲み会見の模様をお届けします。
「コンニチハ!ゴハン…タベマシタカ?」と日本語で挨拶しながら登場したウーズン。さわやかな笑顔に黒のジャケットがとても似合っています。司会のYUMIさん、通訳の周さんというお馴染みのスタッフに囲まれて楽しいトークタイムから始まりました。
「最近は映画のプロモーションと、ブルネイで経営するジムの10周年で忙しく過ごしていました」と言うウーズン。前日に名古屋で行われたファンミーティングについて尋ねられると「楽しくてあっという間に時間が過ぎました。終わって新幹線に乗って、有名なてんむすを食べて東京に来ました」と話してくれました。
写真を見てのトークコーナーで最初に披露された写真は、ラーメンを食べようとしている写真。「名古屋から東京に着いてすぐラーメンを食べに行きました。何度も来ている東京では食べたいものがたくさんあります」とにっこり。経営するジムを最近改装したそうで、バスケットボールが大好きなウーズンは、MBAの選手のサイン入りのユニフォームを集めて飾っている写真を公開。また零下20度の冬の中国ハルビンを訪れた際の写真や、ハリウッドのチャイニーズシアターの前でスターの手形に自らの手を重ねている写真なども見せてくれました。
「面白い話があるんですよ」と言いながら見せてくれたのは、アメリカのショッピングセンターで撮ったという背の高い男性との2ショット写真。「ジョーダンと同じ靴を買いにいったら、誰かと写真を撮ってもらおうと大勢の人が集まっていたので、僕も一緒に撮ってもらいました」。後にMBA有名な選手だということが分かったそうです。映画『忠烈楊家将』の撮影中に撮った写真では、ウーズンはワイヤーでつりさげられ、誰かに投げ飛ばされようとしていました。「毎日お茶碗一杯分くらいは砂を食べた」というほどに過酷な撮影だったそうです。
2013年1月に『金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件』が日本テレビで放送されると「あのイケメンは誰?」と注目を集めたウーズン。撮影のため来日した時には「日本の文化を勉強することができました」とのこと。「誰も僕を知らないだろうと撮った一枚です」と日本の地下鉄に乗車中の写真も公開してくれました。
今回のイベントのために作成したパンフレットにはウーズンが色々な扮装をしている写真が収録されています。その中でも探偵姿がお気に入りだということでトレンチコートに身を包み、虫眼鏡を持って登場したウーズン。そのスタイルでファンと次に楽しんだのはAかBか、二者択一のクイズコーナー。最後まで勝ち残った方には素敵なプレゼントが用意されていると聞いて、会場のファンはやる気満々で全員起立。間違った人から座っていきます。
質問1 家では女性に A化粧していて欲しい Bスッピンでいい
答B
ウーズンは「好きな人のすべてを受け入れるよ。偉大な愛ですね」と解説しました。
質問2 周さんには Aメガネでいて欲しい Bコンタクトにしたら?
答B
「今日の周さんの眼鏡をかけていない顔を見たいな」と言ったウーズン。さらに「周さんが眼鏡をはずしたら、かっこよくてたくさんの人が魅了されて倒れちゃうね」と言ったのに、周さんはわざと「私が不細工で卒倒する人がでますよ」と訳していましたよ。
質問3 ウーズンがなくて困るのは A携帯 Bタンクトップ
答 A
「僕がどこに居ても家族や友人が探しあてられるように、携帯はとても大切です。タンクトップがなければ全部脱いでしまえばいいですよね」とジョークも飛び出しました。
質問4 「周さんは携帯持ってない」と聞いた感想は? Aマジかよ?! B・・・
答A
「その事実を昨日知りました。メールでしか連絡とれないそうですよ」とびっくりしていました。
質問5 恋人が待ち合わせに遅刻したら Aしばらく待つが帰る B来るまで待つ
答B
「連絡がつかないなら待ちます。だから携帯は大事です!」と言いながら周さんを見つめたウーズンでした。
質問6 ケルビンが待ち合わせに遅刻 Aすぐに帰る B来るまで待って説教する
答B
「正直言えば、怒って、場合によっては殴るかも」という答えに大爆笑となりました。
このような難問奇問11問を勝ち抜いたファンには2ショット撮影をプレゼントされました。ファンにも探偵グッズで扮装してもらい、自分も鼻ひげをつけてポーズを作ってパチリ。「ファンとの交流はいい思い出になります」とご機嫌でした。
この後はステージにファン全員を順に迎えてハイッタチ。ひとりひとりと微笑みを交わしてパチンと手をあわせました。ファンとのハイタッチを終えたウーズンは「時間が過ぎるのが早かったです。みなさんの手からエネルギーをもらいました。久しぶりに友達に会ってハイな気分になりました」と感想を述べました。
最後にはファンへ日本語で手紙を朗読。「また来年も素敵な思い出を作りましょう」と再会を約束して楽しいファンミーティングを締めくくりました。
ファンミーティング後の囲み会見
イベントを終えたばかりのウーズンを迎えて、取材陣からのたくさんの質問が出ました。
Q昨日初めて名古屋へ行かれた印象は?
「名古屋には一日足らずでしたが、天気がとてもよかったです。朝起きてみると太陽が顔を出して空気も気持ちよく、観光に出かけたいなぁと思いました」
Q気に入った名古屋グルメは?
「うなぎ丼(ひつまぶし)ときしめんが美味しかったです。 きしめんは今回、日本で初めて食べました。名古屋に到着したのは夜遅かったのですが、わざわざ出かけて食べた価値がありました」
Q『金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件』放送後、ウーズンさんのカッコよさがネット等で話題になっていましたが、今回来日してその影響は感じられましたか?
「この撮影は僕にとっては全く新しい経験で、ある種の達成感がありました。ネットでの反応などは僕にとってもサプライズでした。僕を応援してくれている日本のファンへ、やっと僕の日本での作品をお見せできることができてとても嬉しいです。今後はまた、こうした機会があるといいと思います。ただ来年の金田一少年の事件簿も含め、多くの作品についてまだ話し合いの最中で何も決まっていません」
Q共演したい俳優は?
「以前木村拓哉さんのドラマ『プライド』を見ました。とても印象深かったです。僕もスポーツが好きですので、もし共演のチャンスがあればうれしいと思います。日本のドラマの製作チームはとても熱心です。『金田一少年…』の撮影の時には、日本のスタッフのプロらしい仕事ぶりのおかげで安心して撮影に臨むことができました」
Q『金田一少年…』について、周囲の方はどのようにおっしゃっていましたか?
「周りと言うとファンになってしまいますが、それは正しい評価とはいえないかもしれないですね(笑)みんな『とてもいい』と言ってくれました。この作品は日本と韓国・台湾・香港のスタッフが、それぞれ違う文化を持ちながら一緒に力を合せて作りました。僕にとっても素晴らし経験であり、いい勉強になりました」
Q台湾でアクション映画『忠烈楊家将』を上映中ですが、苦労したのはどんな点ですか?
「大変だったのは撮影環境ですね。そして乗馬やアクションも大変でした。また撮影がほとんど大場面だったことにも苦労しました。けれどもその画面を見るとすごいなぁ、苦労した甲斐があったなぁと思います。そして共演したみなさんのほとんどが先輩たちで、どのように準備をして役作りをするのか等、たくさん勉強させて頂きました。これは本当に貴重な経験だと思います。この映画が日本で公開できることを願っています」
Q最後に日本語の手紙を読まれましたが、日本語を勉強する計画はありますか?
「以前、日本語の本を買ってちょっと勉強したことがあります。『金田一少年…』の撮影の際にもたくさん勉強して、いくつかの単語を覚えましたが、いざ話そうとすると忘れてしまっていました。ですから、本気で勉強するなら日本人のガールフレンドを作るか、でなければ長期的に日本に住む必要があると思います(笑)」
Q今の夢は何ですか?以前、役者に専念したいとおっしゃっていましたが・・・。
「わー、たくさんあります。たくさんやりたいことがありますが、夢は一歩一歩叶えていくものだと思っています。なので、ゆっくりと、毎日を大切にしながら毎日を充実して過ごすこと…これが夢のひとつです。役者に専念したいことも僕の夢の一つです」
写真提供 ASC
◆フーロン・ジャパン公式サイト:http://www.fulong.jp
◆ウーズン日本公式サイト: http://www.asiastarclub.jp/chunzone/