キム・ドヒョン&チ・チャンウク『兄弟は勇敢だった?!』ゲネプロ&取材会

アジアの良質なミュージカルが楽しめるミュージカル専用劇場「アミューズ・ミュージカルシアター」のオープニング第4作目は『兄弟は勇敢だった?!』。これまで5回の再演を重ねている本作は“観客が選ぶ一番人気のあるミュージカル”に選ばれたほか、“2008年ザ・ミュージカル・アワード ベスト小劇場ミュージカル賞”を受賞。SHINeeのオンユやB1A4のサンドゥルが出演したことでも話題になりましたが、今回は2012年公演で好評を博したキム・ドヒョン、キム・ジェボム、チョ・カンヒョンに加え、『あの日々』で2013年ザ・ミュージカル・アワード新人男優賞に輝き、『僕らのイケメン青果店』『蒼のピアニスト』『笑って、トンヘ』などのドラマで日本で大ブレイク目前のチ・チャンウクが主演、大きな注目を集めています。 730-101.jpg

待望の舞台が初日を迎えた7月30日、本番に先駆けてマスコミにゲネプロが公開され、この日の主役キム・ドヒョンとチ・チャンヌクを囲み、取材会が催されました。まずは、本番通りに演じられたゲネプロのハイライトを画像でどうぞ(クリックすると、大きなサイズになります)。作品は躍動感にあふれ、随所で笑いが巻き起こる楽しいものなのですが、最後は感動を呼び、ホロリとさせられる非常によく考え抜かれた構成。これからご覧になる方のために、ネタバレは控えますが、今度は取材ではなく、観客としてもう一度観てみたいと思わせる秀作でした。また、ゲネプロでは、キム・ドヒョンがチ・チャンウクをハグ、好演をたたえる姿も観られ、それも感動的でした。
 
730-001.jpg 730-002.jpg 730-003.jpg 730-004.jpg
 
730-005.jpg 730-006.jpg 730-007.jpg 730-008.jpg
 
730-009.jpg 730-010.jpg 730-011.jpg 730-012.jpg
 
730-013.jpg 730-014.jpg 730-015.jpg 730-016.jpg
 
730-017.jpg 730-018.jpg 730-019.jpg 730-020.jpg
 
730-021.jpg 730-022.jpg 730-023.jpg 730-024.jpg
(クリックすると大きなサイズになります)
  
『兄弟は勇敢だった?!STORY
兄のソッボンと弟のジュボンは、父親の訃報を聞き3年ぶりに安東の実家に帰ってくる。久しぶりの再会にもかかわらず、2人は会うや否や口げんかを始める。葬式が行われる日の夜、美しく神秘的な女性オ・ロラが兄弟を訪ねてくる。法律事務所から来たというロラは、亡くなった父親がロトの1等を当て、実家のどこかにその当選券が隠されていると告げる。見つけたものが独り占めしてもいいという遺言に、事業に失敗したソッボンと就職に失敗したジュボンは、人生の逆転を夢み、当選券とロラを手に入れるため壮大な兄弟げんかを繰り広げる。やがて2人がみつけた真実とは……。
 
730-113.jpg
 
Q. この舞台に立つ気持ちをお聞かせください。
 
キム・ドヒョン: 『カフェ・イン』に続いて2作目なので、自分の劇場のような気がします(笑)。『カフェ・イン』の時は、異国の初めての舞台に立つということで、相当緊張していたんですが、今回は戻ってこられて、馴染みのスタッフと仕事ができて心地良い、嬉しい、という気持ちが強いです。
 730-102.jpg
チ・チャンウク: 2月にファンミーティングで来日した時と違い、今回はミュージカルの公演に参加するということで責任感を感じています。いよいよ今晩初日を迎え、ドキドキしていますが、お客様とお会いする期待感も大きいです。
 730-103.jpg
Q. お互いの印象は?
 
チ・チャンウク: キム・ドヒョンさんは大先輩なので、いろんな話を聞いていました。実際お会いしてみると、噂で聞いていた以上に凄い先輩でした! でも、いろいろ面倒をみてくださるので、安心して参加しています。先輩の導きで、一生懸命勉強して、良いステージにしようと思って準備してきました。
 730-107.jpg
キム・ドヒョン: 今まで共演した相手で、一番ハンサムですね! 近くで目を見ると、あんまりカッコ良くて委縮してしまうので(笑)、あまり近くで見つめないようにしていました。冗談です(笑)! こういうイケメンは、顔はいいけど演技は今ひとつ、という人が正直多いのですが、チャンウクさんは演技もいけます。彼だけ20代で、一番末っ子なんですが、先輩たちにも委縮せず向かっています。いいところばかりなので、これはもう仲良くするしかないな、と思っています(笑)。
 730-104.jpg
Q. 作品の魅力は?
 
チ・チャンウク: 面白く楽しい作品ですが、それだけではなく、最後には感動し、涙する。いろんな要素を堪能できる素敵な作品で、5年も再演しているのも納得です。
 
キム・ドヒョン: 一言で例えるならギフトボックスのような作品です。年末年始に家族に持っていくと喜ばれるような。特別な1つのプレゼントではなく、いろんなプレゼントがたくさん詰まっているように、いろんな要素がてんこ盛りの作品ですから。ギフトボックスのように老若男女の区別なく、誰もに共感していただける作品ではないでしょうか。
 
Q. 個人的に好きなシーンは?
 
キム・ドヒョン: 2人で一緒に出ているシーンが多いのですが、2幕の頭のソロは1人で歌っていて、気に入っています。
 
チ・チャンウク: 舞台の袖でお兄さんのソロを聴いて、さあ、頑張ろう!といつも決意を新たにしています。
 730-109.jpg
キム・ドヒョンチ・チャンウク3年ぶりに故郷に帰ってきて本家の親戚と会った兄弟の父との関係、それぞれのキャラクター、現状を紹介する冒頭の短いシーンが好きです。: 父が亡くなって
 
Q. この作品のために準備したことは?
 
キム・ドヒョン: おけいこを重ねるのみじゃないでしょうか。あと、今回の日本公演に向けては、言葉が直接届けられないことが不安でしたが、セリフのニュアンスや、音で伝わることもあると思って、その点を意識して演技しました。
 
チ・チャンウク: 体力作りです。動きの多い舞台なので、ご飯をたくさん食べて体力をつけ、体調を管理することを心がけました。でも、僕達2人はまだ楽なんですよ。他の出演者は別の役も兼ねているし、ダンスも多いので、本当に大変なんです。
 730-112.jpg
Q. もし本当に兄弟だったらどうしますか?
 
チ・チャンウク: たぶん愛情関係になってしまうでしょうね(笑)。
 
キム・ドヒョン: (外見を見比べながら)兄弟のわけがないので、両親に疑心を抱いてしまいますね(笑)。実はどちらかが、いけないことをしたんじゃないかとか(笑)。冗談はさておき、こんな有名な弟がいたら、僕の弟なんだ、ってみんなに自慢しながら歩いていると思います。
 730-110.jpg
Q. おけいこ中の楽しいエピソードをご披露ください。
 
キム・ドヒョン: とにかく大変だったので、あまり楽しいエピソードはないんですが……。あ、そうだ。僕はすごい汗っかきなんですよ。今まで弟のジュボンを演じた俳優さんたちはあまり汗をかかず、涼しい顔をしていることが多かったのですが、チ・チャンウクさんは汗っかきで、今回は汗も一緒にかいてくれました。
 730-111.jpg
チ・チャンウク: 僕も、1人浮いてしまうほどの汗っかきなんです。1人大汗をかいて、寂しい思いをすることが多いんですが、今回はお兄さんが一緒にかいてくれました。そこは、まさに兄弟ですね(笑)。
 
最後は「2組の兄弟で1ヵ月強のロングランを頑張っていきます。どうぞご覧ください!」と挨拶。お兄さんのキム・ドヒョンがベテランの楽しいトークで引っ張り、キム・ドヒョンがお兄さんに頼りながらも、しっかり自分の個性を発揮する、という舞台の関係性が垣間見られる会見が終了しました。このコンビが主演する舞台は7月30日から8月15日までです。ぜひ、お見逃しなく。
 730-007.jpg
サイン会などのイベントも予定されています。詳しいスケジュールを公式サイトでご確認の上、チケットをお求めください。
 
◆公式サイト: http://www/amuse-musical-theatre.jp
 
 
 


 

前に戻る 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20

京都映画祭りバナー

映画/舞台の最新記事

[Copy selction] [Translate With Google]