異国で暮らす娘の結婚を阻止しようと単身マレーシアに乗り込んできた日本のサラリーマン親父に竹中直人、その親父と旅先で出会い、2人でアジアンロードを爆走することになる中国人のデタラメなトラックドライバーにフー・ビン、娘役に北乃きい。泣けて笑える極上コメディー『ケンとメリー 雨あがりの夜空に』が11月9日に公開初日を迎え、主演の3人が揃って109シネマズ川崎で舞台挨拶を行いました。
Q. まず一言お願いします。
竹中直人： 2年前に撮影したんですが、いよいよ公開ということで嬉しいです。フー・ビンがめちゃくちゃ可愛くてねー。マレーシアで1ヵ月かけて撮影したんですが、初対面から仲良くなっちゃいました。きいちゃんは、初共演だけど自分の娘みたいで……。
北乃きい： 映画を観ていただき、ありがとうございます。短い時間ですが、楽しんでください。
フー・ビン： みなさん、こんにちは。フー・ビンです。メリーです！ これまではクールでカッコいい役ばかりで、初めて可愛い男の子を演じました（笑）。僕は40代だけど、メリーはたぶん20代。なんとか頑張りました。
Q. RCサクセションの「雨あがりの夜空に」がテーマ曲になっていました。
竹中： 嬉しかったんですが、（忌野）清志郎さんとは個人的に仲がいいので、清史郎さんのことを語る時は恥ずかしかったですね。それから、清史郎さんのキーで歌うと照れるから、元のキーより下げていただいたんですよ。フー・ビンときいちゃんは歌だけじゃなくて、ギターも覚えて大変だったと思います。
北乃： 毎日、語学（マレー語と中国語）と歌とギターの練習をしていました。
フー・ビン： ギターは初めてなので、毎日練習しました。撮影が1日12時間。ホテルまで2～3時間かけて帰って、セリフを覚えたりいろいろして、6時には起きるというスケジュールでした。カンペをいっぱい作って貼りました（笑）。
Q. 大変だったシーンは？
竹中： きいちゃんが僕にドロップキックを食らわせるシーンで捻挫をして、足が3～4倍に腫れちゃったんです。それでも、何度もいろんな角度から撮って頑張っていました。それから、撮影現場からホテルまでは、普通6時間ぐらいかかるんですが、運転手さんは4時間で行くんですよ。すごく飛ばすんで、絶対死ぬと思いました（笑）。生きてて良かったー!! あとは、そうそう、ロケ地のトイレが穴を掘っただけで、ビックリしました（笑）。
北乃： ほぼ毎日ウエディングドレス姿でした（笑）。足が映らない時はスニーカーに履き替えたりしていたんですが、ドロップキックの時はヒールを履いていたのでケガをしてしまいました。私は現地の子供たちとのシーンも多かったのですが、本当に可愛くて、中には帰りに手作りのプレゼントをくれた女の子もいて……。それぞれの名前が入ったミサンガだったんですけど。
フー・ビン： きいちゃんと身長に差があって大変だったけど楽しかったです。竹中さんは本当にドリアンが嫌いだから、ドリアンのシーンは大変だったと思います。僕も鍋に入っている鶏の顔というか頭というかを食べるシーンがあって、本当に食べますか？って聞いたら、食べてくださいって（笑）。嫌だったけど無理やり食べました。ちょっと臭かったです（笑）。
竹中： 役者だから、やれと言われればやるけど、ドリアンが鼻の中に入ってね……（涙目）。
Q. 最後に一言ずつお願いします。
フー・ビン： 日本で6年仕事をしましたが、5番目、6番目の役からのスタートでした。この作品は日本で初めての主役なので思い入れがあります。海外で仕事をするのは大好きなので、来年はアメリカに戻って、映画の撮影に参加したいと思っています。
北乃： 自分が出た映画の中で、こんなに笑った映画は初めて！ 楽しいことをみつけたい人、元気になりたい人を連れて、ぜひもう一度映画館に足を運んでください。
竹中： 人生は出会い。この作品でフー・ビンときいちゃんに出会えました。このメンバーでまた映画を撮りたいですね。ぜひ皆さん、運転手さんを連れて、でも運転している人を連れてくるのは危険なので（笑）、お友達やご家族と一緒にまた観に来てください！
アジア人として初めてルイ・ヴィトンのモデルを務めたフー・ビンは身長189センチ。2人とあまりに目線の高さが違うため、スリーショットの時はカメラマンから顔を寄せてください！とリクエストが飛び、ちょっとかがんで撮影に応じていました。この日はお笑いキャラのメリーではなく、世界を股にかけて活躍する俳優＆モデルのフー・ビンでしたが、ファンから温かい声援が飛ぶと白い歯を見せ、とびきりの笑顔を見せていました。
アジアンハナでは、この舞台挨拶終了後、フー・ビンさんに個別インタビューをさせていただきました。ただいま鋭意編集中ですので、しばしお待ちください。
『ケンとメリー 雨あがりの夜空に』
監督：深作健太
出演：竹中直人／フー・ビン／北乃きい
配給：セディックインターナショナル／電通
大好評ネット配信中！ 109シネマズほか全国公開中！
© 2013「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」制作委員会
公式ホームページ： http://ken-mary.jp/
※1000takuとは？
新しい映画の見方の始まりです！ この秋、全国の109シネマズ・新宿ミラノで公開されるバラエティに富んだ最新4作品を、ネットでも同時に配信！ お客様のライフスタイルに合わせ、劇場で観るか、ネットで観るかを選ぶことのできる開方式です。（ネット配信はTV、スマートフォン、タブレット、PCで鑑賞可能）。鑑賞料金は、劇場でもネットでも1000円／作品です（一部配信サイトにより料金が異なる事がございます）。
4作品同時に、11月9日（土）全国109シネマズ・新宿ミラノでロードショー
11月6日（水）iTunes、J:COMオンデマンドなど大手21サービスにてネット配信開始。
さらに劇場では、業界初のお得なキャンペーン【シェア割】で、全国公開の新作映画としては異例の鑑賞料金【500円】に。
映画館で1000taku映画を観る際に、オフィシャルサイトにございます各作品の予告動画をFacebookでシェア、またはTwitterにてリツイートをし、劇場チケットカウンターに提示すると、当日窓口料金1000円をなんと500円に割引！ 映画を積極的に共有してくださる映画ファンへの感謝の特別料金設定です。スマホを持って全国の109シネマズへ！
キャンペーン実施期間：11月9日（土）～12月6日（金）まで
1000takuオフィシャルサイト：http://www.1000taku.jp
