アミューズ・ミュージカルシアターが送る第7弾公演『あなたの初恋探します』が11月13日に開幕し、11月30日に大盛況の中終演しました。
左からキム・ソンヒョン、オ・サンウン、ユナク(超新星)
11月13日、開幕の上演前にプレスコールと会見が行われ、主演の「超新星」のユナクと、共演のオ・サンウン、キム・ソンヒョンが登壇しましたのでその様子をお届けします。
本作は、2006年に韓国のオフ・ブロードウェイと称される大学路(テハンノ)での初演以来、何度も再演され韓国の代表的な創作ミュージカルとして圧倒的な人気を誇る作品。ユナクも2011年のソウル公演で主演を務めました。2010年にはコン・ユ主演で映画化し、日本でも公開され話題を集めました。ユナクは初恋相手を探してあげる男(ユナク役)と初恋の人キム・ジョンウクの二役を演じ、除隊後初、日本では初のミュージカル出演となり大きな期待が寄せられています。
プレスコールでは、ユナクと“初恋を忘れられない女”サンウンの出会いのシーンから「Destiny-タクシー-」、サンウンが初恋探しの会社にやってくるシーンから「初恋探し株式会社」、ユナクが初恋の思い出を語るシーンから「彼の初恋」を披露し、その後質疑応答が行われ、本作にかける意気込みを語ってくれました。
Q:日本公演初日を迎えた今のお気持ちは?
オ・サンウン:はじめまして、私はオ・サンウンと申します。どうぞよろしくお願いします。日本が初めてなので、今すごく緊張しています。みなさんに会えることを、すごく楽しみにしていました。
ユナク:今日が日本での初めてのミュージカルなんですけど、すごく緊張もしているし、逆に楽しみにもしています。ファンの反応も早く聞きたいし・・・と、とても複雑な気持ちです。でも、今日が無事に終われば、明日からも自然にうまくいけると思うので、今日は緊張して集中して、成功できるように頑張ろうと思っています。よろしくお願いします。
キム・ソンヒョン:今日、日本公演の初日を迎え、ドキドキですが期待もしています。また、日本での公演に参加することができ、とても光栄に思っています。共演のユナクさんとサンウンさんと力を合わせて、素晴らしい舞台でみなさんの期待にお応えしたいと思います。
Q:“初恋を忘れられない女”を演じるにあたって苦労した点は?
オ・サンウン:私自身と似ているところがたくさんあります。性格もそうですが、運命とか偶然を信じているところが似ていますね。そして恋を信じないところが、ちょっと違うと思います。
Q:初恋の相手“キム・ジョンウク”と“初恋を探してあげる男”二役を演じ分けるにあたって難しかった点、意識した部分は?
ユナク:“キム・ジョンウク”という人はすごくオシャレでタフで積極的な感じです。“初恋を探してあげる男”ユナクという男はちょっとシャイであまりモテないし、どうやって女の子をくどけばいいのか分からないという人間なんですよ。このお互いの差をみなさんが分かってくれればいいのですが・・・。(字幕もありますが)韓国語で演じるので少し心配があります。でも、メガネを見れば分かると思います(笑)。メガネをかけたら“ユナク”で、メガネを取ったらキム・ジョンウクなので、それだけを知ってミュージカルを観ていただければ、二役をちゃんと分けて観ることができると思います。
Q:ユナクさんとサンウンさんの息の合った掛け合いも見どころですが、お二人で話し合いされたことなどされましたか?
オ・サンウン:ユナクさんはとっても忙しかったけど、全てのシーンの練習を一生懸命頑張ってくれたので感謝しています。
ユナク:そうですね、ちょっと忙しかったんですけど(笑)。お二人は韓国の大学路(テハンノ)で6ヵ月以上公演をされているので、僕だけ頑張れば大丈夫だなと思っていました。「時間をください」としつこくお願いして3人で楽しく稽古してきましたので、大丈夫だと思います。
Q: “マルチマン”ということで、性別・年齢・国籍を問わず23役を演じて難しかったことは?一番診て欲しい役は?
キム・ソンヒョン:23役を演じること自体とても難しく大変ですが、ただ面白く演じるということより、それぞれの役が持っている気持ちや考え、情緒などをしっかり演じるということに重点を置いています。23役すべてに愛着があるので、ひとつずつ全て観ていただきたいですが、僕だけではなく三人のアンサンブルもぜひ観ていただきたいと思います。
Q:日本公演のために特に準備したことや韓国公演との違いはありますか?
キム・ソンヒョン:日本のみなさんお反応が気になりますね。やはり国民性の違いもありますので、見逃さないでいただきたいという重要な場面は、少し日本語のセリフを入れて、みなさんに伝わるようにしました。
オ・サンウン:韓国の会場と比べて、この会場は大きいので少し大変ですね(笑)。みなさんに伝わるように大きく見せなければならないので大変ではありますが、たくさんの人に観ていただけるので嬉しいです。
ユナク:やっぱりマルチマン。ソンヒョンさんの日本語のアドリブがすごく楽しみですし、僕とサンウンも、どうやったらみなさんの笑いをとれるかと、負けずに研究してきたので(笑)、それも見どころです。初恋は誰でも経験がありますよね。その初恋がテーマなので、最後まで観終わってみなさんが家に帰るときに「観てよかったな」って思われる素晴らしい作品です。
Q:ユナクさんからお二人に日本について何か紹介したいことはありますか?
ユナク:やっぱり食べ物だと思います(笑)。和食とか。“つるとんたん”とか一緒に行ってみたいですね。僕が好きな食べ物を教えてあげたいし、時間があれば富士急ハイランドにも行こうかなと思っています。日本は素晴らしい文化を持っているので、その文化をちゃんと教えたいなと思っているんですよ。でも、ハロウィンとか花火とか全部過ぎているんですけどね(笑)。食べ物とか富士急(ハイランド)とか、ディズニーとか、日本にある韓国にはない、そういうことを紹介したいと思います。
Q:お二人がユナクさんに聞きたいことはありますか?
オ・サンウン:しばらくここにいるので、 早く一緒に遊びたいですね。
ユナク:そうですね。休みの時に3人で行きましょう、富士急!約束します。
キム・ソンヒョン:稽古の時にはあまりゆっくり話せなかったので、初恋の話などプライベートの話を聞きたいですね。
ユナク:この前の記者会見の時に話したんですけど、僕は大学1年の時に3つ上の先輩が好きだったんですよ(笑)。
Q:舞台ではアドリブが多いそうですが、練習中もアドリブをされましたか? また、公演ではできない面白いアドリブがあったら披露してもらえますか?
キム・ソンヒョン:本当に即興ではなく、ある程度は三人で打ち合わせをしないとできないので、稽古場でいろんなアドリブを試しました。実際にみなさんにお見せできる健全なアドリブしか考えていないので、ぜひ実際に公演でご覧いただきたいと思います。
ユナク:先ほどのプレスコールでも「このブッサイクな木」とか言ったのですが、お客さんが僕のことをブサイクと思われたら困るかなと思っているんですよ。それが心配ですね(笑)。
Q:最後に日本の観客のみなさんにメッセージをお願いします。
キム・ソンヒョン:東京に来て、今までソウルの舞台とは違う環境、違う舞台で演じますが、とてもいい作品です。素敵な振り付けも素敵な曲も素敵なドラマもたくさん散りばめて、またこの三人の素敵なアンサンブルで頑張ってつとめたいと思いますので、みなさん期待してください。ご覧いただいた方を後悔させないように頑張りたいと思いますので応援してください。
オ・サンウン:頑張って準備しました。たくさんのみなさんが舞台を観て、幸せになって欲しいです。たくさん応援してください。
ユナク:本当にいい作品、本当に楽しい作品です。僕ではなく誰がこの主役を演じても、本当に素晴らしい作品なんです。日本のみなさんが観ても、絶対にいい作品だと思っていただける自信があります。
<ストーリー>
インド旅行に出た彼女は、理想の男性キム・ジョンウクに出会う。飛行機の中の初めての出会いと、インドの砂漠での偶然の再会で、強烈な運命を感じた彼女はキム・ジョンウクと恋に落ちるが、インドから帰って来て以来行き違ってしまう。数年後・・・相変わらず初恋の人、キム・ジョンウクを忘れられない彼女。結局“初恋探し株式会社”の社員とキム・ジョンウクを探しに出るが、彼女には誰にも言っていない秘密があった。
ユナクの二役、3人の絶妙な掛け合いと見どころ満載。100分の間、1秒たりとも目を離せなかった『あなたの初恋探します』の、次回の再上演を期待したいものです。
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