ホームドラマチャンネルにて6月5日(木)にスタートした、「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」に主演したイム・ジュファンさんのインタビューが届きましたのでお届けします。
――まずは、これから「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」をご覧になる視聴者のために、どんな作品か簡単にご紹介をお願いします。
そうですね…とてもおバカちゃんな男の子が主人公で、「なんであんな風に生きていけるの?」って思うぐらいもどかしいお話です。でも、その子を見守りながら、自分が同じ状況だったらどのようにするか…っということを考えさせられるドラマではないかと思います。また「私の家族たちはどうなのか?と考えさせられるラマだと思います。
――除隊後の初出演作でしたが、プレッシャーはありませんでしたか?
当然、プレッシャーはありました。除隊後の多くの男性たちは、俳優でなくても、「これから何ができるか?」「何をしなければならないのか?」っていうことを考え心配になるしプレッシャーも感じると思います。私も同じです。
――ジュファンさんが演じているジュンスはどんな人物ですか?
私から見ると本当に理解できなくて…。とてもおバカな人物です。「この子がなぜでここまでしないといけない?」かと思います。高校を卒業して、弟・妹たちを育てていかなければいけないという気持ちで、弟の起こした事故の罪を被り、 刑務所に行くことになります。なので、その間の10年間、変化している社会と接点もなく、気持ちも10年前の純粋なままで成長し、大人になった男性だと思います。
――ジュンスという人物を演じるにあたって何か気をつけたことはありますか?
ウソをついたらダメ。もちろんすべてのドラマや映画のキャラクターを演じる時に気持ちに嘘をついてはいけないと思いますが、真実の心で演じなくてはならないキャラクターだったと思います。なぜなら、視聴者の皆さんにはすべてが伝わるからです。ジュンスが妹や弟のためを思う気持ちを表現スルシーンも、台本に書いてある通り演じれば良いわけではないと思ったし、心からにじみ出ている演技を監督からも望まれていました。なので、本当の本物。リアルなコン・ジュンスを演じなければならないというのが宿題でしたね。
――別のインタビューで、ジュファンさんご自身はジュンスとは全然違うと言っているのを見たことがあります。どんなところが違いますか?
私はせっかちなほうですが、ジュンスはじっくり考え行動しようとするので、コン・ジュンスがやることに全て疑問でしたコン・ジュンスは最初から最後まで嘘の塊です。すごく親切で優しい人だからこそ、周りの人達を守るために嘘をつくんです。嘘を覆うために、嘘をつき、また嘘をつく、ずっと嘘をつき続けます。僕は、コン・ジュンス、このドラマで一番悪い奴だと思います(笑)。
――それは相手を思った嘘ではないですか?
そうですよね。ただ私は、むしろ正直にすべてを話すべきだったと思います。ドラマの終盤に、カン・ソラさんが演じたナ・ドヒの台詞その通りに、私がジュンスなら、「それでも私には嘘をついてはいけなかった。」というのがありました。私は正直に話しをします。好きなら好き、嫌いなら嫌いと。
―― 実際にも妹さんがいらっしゃるということですが、普段はどんなお兄ちゃんですか?
普段ですか?妹は私のことをとても無愛想な人だとおもっているみたいで、で、怖がっています。実はその妹が来月に結婚するんですね。今まで兄として何もやってあげていないので、なんていうか…。結婚を目前にした妹にできる限りのことはしてあげたいと思っています。でも、いざ、どこかに出かけようとか、美味しいものをご馳走してあげようとしても、妹ももういい年なので…お金を要求してきましたね(笑)
こないだ、歯の矯正をしなきゃいけないって、見積もりを見せて、私のカードを持っていきました。結婚前にインプラントしなきゃって…大出費でしたね(笑)
―― 韓国ドラマ、その中でもイルイルドラマは、撮影スケジュールがハードだとよく聞きます撮影当時はどんな感じでしたか?
ほとんど寝れなかったです。移動中、車で寝なければならなかったり…。何ヶ月間 、家のガス代を一度も払わなかったと思います(笑)。家についたら寝る前に顔を洗って、3時間ぐらい寝て、出かける前にまた顔を洗って…。家でやることはそれしかないです。なので、水道代だけで、電気代、ガス代は、ほぼ払ってないですね。
――あっという間に過ぎた感じですか?
あっという間に過ぎた感じはなかったです。本当に8ヶ月がゆっくり進み、すごく長く感じました。いつも3時間ぐらい寝て、起きるため日付がわからなかったです。今日が何日か?何曜日か?を知らずに過ごす状況でしたね。
――撮影が大変だったシーンや忘れられないシーンはありますか?
体力的に苦労したのは、カン・ソラさんが乗った車の横を私が走ってついていくシーンです。本当にあり得ないシーンです。まぁドラマ的な表現なんでしょうが…。7時間ぐらい走ってました。その日の撮影が始まってずっと走って、走るシーン。始めからまた走って、また戻って来て走って、走ってまた走る。しかも、少し雨が降って、滑りやすくなっているのに靴を履いて走るから、家に帰って靴を脱いだら、足がパンパンになってました。この作品は私が、走るシーンが多かったんです。監督が走るシーンがとても好きだったみたいです(笑)。
――本当にかっこよく 走られてましたよね!
そう言っていただけるとありがたいです。
――個人的には、ナリのために集まった4兄弟が、カラオケでどんちゃん騒ぎしてるシーンがすごく面白かったです。あの時、笑いが出てNGを出したりはしませんでしたか?
NGもたくさんでましたよ。そして、実際に少しお酒も呑んで撮影しました。みんな好きなように踊ったりして、楽しく撮影しました。エピソードといったら、そのシーン自体がエピソードですね。
――涙のシーンが好評でしたが…?
本当にたくさん泣きました。毎回泣いていましたね。体力的に大変でした。スタッフが目薬を使ったらってといってくれましたが…。でも、私は絶対使いたくなくて。なので、泣く時は、この作品の中で演じたシーンを思い出したり、ジュンスの状況を思いだして泣いてきました。
――たくさんの視聴者も感動されましたよね?
撮影中「すみません。感情を掴むために集中します」と感情をコントロールしようとすると上手くできません。自然に振舞えば、そのシーンについて考えるようになり、自分の言うべき台詞を喋ればいいんです。「感情を掴まなきゃ!」って「さっきうまく泣けたのに…」「また泣かなきゃ…」って思った瞬間、駄目になりますね。
――出演陣は若手の方が多かったと思いますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
若手俳優が多かったので、少しアクティブな部分がありましたね。でもとても忙しくて、お互いに基本的なコミュニケーションしかできなかったですね。俳優同士で、仲良くはなれたのですが、ご飯を食べに行ったり、お酒を呑んだり、できる時間がなくで残念でしたね…。撮影現場では、チェ・テジュンが一番のムードメーカーでしたね。面白い物真似もすごく上手です。みなとふざけ合ったりして…。テジュンがいなかったら、とても静かな現場だったかもしれませんね。ドラマでは検事役だったじゃないですか。あれは完璧にお芝居です。(笑)
――撮影中に鼻の骨が折れるという事故もあったそうですが…?
頭も切れたし、鼻も折れたし…。
――大丈夫だったんですか?
もちろん大丈夫でしたよ。撮影で怪我するのは仕方ないですよね。私はよく怪我をすることが多くて…。大きな怪我ではないですが、作品のたびにどこか怪我をします。ジンクスがあるようです<タムナ 〜Love the Island>の時も交通事故に遭いましたし…。
――どうして怪我されたんですか?
頭を切ったのは、物語の初めの方で、 弟が殴り合いの喧嘩をしているとわかり、走っていくシーンがありました。そのシーンでは走ってドアのほうに抜けていかなければならないのに、ドアの前にスタッフがて、衝突しそうだったでのジャンプをしたんですが天上が低くて、頭をぶつけてしまいました。そして、頭が1cmほど切れて出血し、その場で倒れてしまったのですが、応急処置をしてすぐに撮影を続けました。鼻の骨が折れたのは、チョン・ホジンさんに殴られるシーンがあったんですが、動きが合わなくて本当に殴られちゃいました。幸い、鼻の軟骨がかけたり、歪んだりしなくて、ちょっと膨れただけだったのでで大きな問題はなかったです。
――「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」は、ジュファンさんにとってどんな意味を持つ作品ですか?
とても大きな意味があります。俳優になろうと心に誓った日から15年。俳優の仕事を初めて約10年ほどになり、沢山のドラマに出演してきましたが、この「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」でたくさんの方々に知ってもらうことができました。ただく。そういった部分でも私にとってとても意味深い作品です。
(c)SBS
――最後に、日本のファンの方に一言メッセージをお願いします!
日本のファンの皆さんにお会いできる機会がすくて、「どこで何をしているの?」ってもどかしい思いをされている方もいると思いますが、私は最近映画の撮影に集中しています。いつか、皆さんに飽きられてしまうぐらい日本に行くかもしれませんし、週に一度、ファンミーティングをするかもしれません。そういったことができるように今は少し準備をしている時期だと思って頂けたらありがたいです。これからも応援よろしくお願いします。
――絶対にやってくださいね!週に一度!
週に一度!(笑)
◆「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」(全133話)
[ベーシック初][スカパー!初][未DVD化][ノーカット版][日本語字幕版][HD
]毎週(月~金) 後11:30~深0:15 他
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写真・素材提供:ホームドラマチャンネル
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