浅野忠信・二階堂ふみ主演『私の男』 第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門【最優秀作品賞】&【最優秀男優賞】W受賞の快挙!

  第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門
【最優秀作品賞】&【最優秀男優賞】W受賞の快挙!! 
  男優賞の浅野忠信は、31年ぶりの快挙!作品賞は15年ぶり!
  

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 6月14日より全国72館で公開し、中規模公開 ながら好成績で絶賛公開中の熊切和嘉監督、浅野忠信・二階堂ふみ主演『私の男』(日活配給)が、6月28日(モスクワ現地日時)に開催された【第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門】へ正式出品され、【最優秀作品賞】と【最優秀男優賞】のW受賞の快挙となりました。

ekuma_mo01.jpg ◇受賞内容/第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門【最優秀作品賞】【最優秀男優賞】
 ◇授賞式日程/モスクワ6月28日(土)18:00-19:30(日本:6月28日(土)23:00-24:30)
 ◇授賞式会場/Theatre "Rossiya" (1500人収容)
 
★浅野忠信/最優秀男優賞("Silver George"for the best actor)
1983年(第13回)の『ふるさと』(神山征二郎監督) の加藤嘉、以来31年ぶりの快挙!
 最優秀男優賞の発表:19時5分(日本24時5分)
授与の理由:控えめさと力強さ、一人の男が堕ちていく様子を 非常にうまく表現していた。
 
★『私の男』熊切和嘉/最優秀作品賞(グランプリ) (Golden George)
1999年(第21回)の『生きたい』新藤兼人監督、以来15年ぶりの快挙!
 最優秀作品賞:19時15分(日本24時15分)
授与の理由:複雑で解決できない問題を抱える男と女の愛について、挑発的に、かつ素晴らしい才能を発揮し描ききった監督を評価した。    難しい主題を扱っているが、  監督は俳優たちと素晴らしい作品を作り上げた。(審査員長のグレブ・パンフィロフ監督)

■在ロシア日本大使館参事官・日下部陽介氏のコメント(映画関係者の代理として授賞式にご登壇)
モスクワ国際映画祭という栄誉ある映画祭で     日本の作品が2つも賞を受賞したのは大変誇らしく嬉しい。

ekuma_mo03.jpg■監督:熊切和嘉監督(39)コメント
『私の男』は企画段階から完成に至るまで、様々なトラブルに見舞われた映画でした。   それが、モスクワ国際映画祭でグランプリ&主演男優賞だなんて、神様もいたんだなあと!  最高です!映画監督になって15年になりますが、 結果的に『私の男』が今までで一番、  「やりたい放題」やらせていただいた映画でした。映画を志していた少年時代に 抱いていた想いが、確信に変わりました。これからは、より気合いを込めて「やりたい放題」 やっていこうと思います。スタッフ、キャストはじめ、この映画に関わった全ての人に感謝 致します!本当にありがとうございました。
 
■主演:浅野忠信(40)コメント
 とても嬉しいです!この作品に対しての意気込みや思い入れは、誰にも負けないものでしたし、役作りに関しても、与えられた時間を活かし見えてくるものが大きかったため、力が入ってました。正直思い入れが強すぎて、焦ってしまったり、熱くなりすぎてしまうことがありました。 まさかこんな形で報われるとは思っていなかったので、今は素直に皆さんに感謝しております。 自分はまともでない時もありますが、自分の好きなことに対しての情熱を強く信じております。 ですからどうかこれからも見続けていただけると嬉しいです。
 
■主演:二階堂ふみ(19)コメント
 熊切監督おめでとうございます。浅野さんおめでとうございます。映画『私の男』おめでとう       ございます。モスクワの地でこの作品が評価された事を幸せに思います。  この作品に関われたことを誇りに思います。

★第36回モスクワ国際映画祭 2014年6月28日(モスクワ現地日程) 
モスクワ国際映画祭はロシアの首都モスクワで開催。カンヌ、ベネチア、ベルリン映画祭   と並び世界四大映画祭といわれ権威のある映画祭。国際映画製作者連盟の公認であり、国際 映画祭の中でも注目度が高い。1959年に第1回が開催され、1999年まで隔年開催、現在では   毎年開催されている。これまでに、黒澤明監督、新藤兼人監督など日本を代表する監督の作品   が上映された。黒澤明監督は、モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞した『デルス・ウザーラ』   で、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞。2013年度には、世界50ヶ国から集まった約200作品が   上映され、7,500人以上の関係者が参加。日本からは、昨年5作品が正式出品され、大森立嗣監督、  真木よう子主演の「さよなら渓谷」が、日本では48年ぶりに審査委員特別賞を受賞し、日本国内でも大きな話題となった。 

話題沸騰!絶賛公開中!『私の男』第36回モスクワ国際映画祭 
【最優秀作品賞】と【最優秀男優賞】W受賞会見リポート@AP品川

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本日、主演の浅野忠信さん、二階堂ふみさんが駆けつけ、緊急記者会見を実施しました。記者会見直前にモスクワから到着した受賞トロフィーを片手に、喜びのコメントを述べました。お仕事で台北にいる熊切和嘉監督はスカイプでご登場いただきました!

★浅野忠信さんコメント
「長いことこの仕事をしていてこういう機会はないので、すばらしい賞をいただけて本当に嬉しい。まったく想像のつかない地で映画を見てもらって評価してもったのは不思議な感覚です。まずは家族に報告しました。僕のやりたいことの理解が高かったんで喜びを示してくれました。世界中の人に言い訳無用の現場で、情熱ややり方を学んできて、受け止めたものを実践し、それを評価していただいたのは本当に嬉しい。今後はこういう気持ちを大切にして(俳優として)やっていきたいなと思います。
 ふみちゃんがいなければ淳悟はありえなかった。ふみちゃんが花の状態でいてくれて、花の存在感と力がなければ、淳悟の側面はでてこなかった。花がド真ん中にいてくれて淳悟の影が見える。とても感謝しております。
 こういう風な形で日本の人たちにこういう映画もあるなと知ってもらえたと思います。簡単な内容ではないですが、みなさんに楽しんでもらえると思っておりますので、ぜひ劇場でご覧ください。」

★二階堂ふみさんコメント
「賞の話を聞いたときは、世界に認められてよかったなとただそれだけでした。毎日こういう賞をいただいて浮かれる気持ちはありますが、しっかりと受け止めて感謝の気持ちを忘れずにこれからもいい映画を作れる役者になれたらと思います。
 (受賞の連絡を受け)母に連絡しました。「いつかは主演女優賞を楽しみにしています」と言われ、また頑張ろうと思いました(笑)。小さいころ母が映画好きで、映画のあこがれが強くこの世界に入りました。その時に見てきた映画の中に浅野さんが出演していて、なんと素敵な素晴らしい役者さんなんだろうと憧れていました。(浅野さんからふみちゃんがいなければ賞はなかったという言葉に対して)先輩からお言葉をいただけてグランプリを同じぐらい嬉しく光栄です。
 私にとって運命の作品で賞をいただいた、とても素晴らしい作品です。ぜひ劇場で堪能してください。」

★熊切和嘉監督コメント
「(賞をとったと連絡あった際には)実家に電話しました。夜中だったので寝てた母親が全然信じてもらえなかったです(笑)。モスクワで公式上映と記者会見があり、「監督はどういう環境で育ったのか?」「どういう宗教教育を受けたのか?」などモラルを問われ、結構責められました。(記者に対しては)北海道でインテリの家庭ではなかったですが、愛のある家庭に育ちましたと答えました。ふてくされていたと思います(笑)。映画の反応はよかったので、(賞をとって)救われた気がします。」

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冬のオホーツク海、純白の流氷の上で起きた殺人事件。
暗い北の海から逃げるように出て行く父娘は互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていた…。
10歳で孤児となった少女・花は、遠縁にあたる淳悟に引き取られる。孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていた…。理屈を超えた禁断の愛のかたち。オホーツク海の流氷が魅せる一大スペクタクル。その刺激的なテーマと極限的な舞台設定から、映像化不可能と言われた桜庭一樹による40万部超のベストセラー小説『私の男』。第138回直木賞を受賞した本作の映画化が、タイミングが違えば決して実現することのなかった“運命”のキャストによって遂に実現。北海道の壮大な風景を舞台に、2014年、観客の心を激しく揺さぶる日本映画の至宝というべき最高の一本が誕生した。

映画『私の男』 (C)2013「私の男」製作委員会
監督:熊切和嘉 原作:「私の男」(桜庭一樹/文春文庫刊)出演:浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤 竜也

6月14日(土)新宿ピカデリーほか全国公開中!

 

 

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