IMALU、ラブコメ巨匠に恋愛相談!?リチャード・カーティス最後の監督作への想い語る

この度、『ラブ・アクチュアリー』(03)のリチャード・カーティス監督最新作『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』が9月27日(土)より全国公開致します。この公開を記念し、カーティス監督の初来日し、7月8日(火)、HIBIYA PALACEにて タレントのIMALUさんをゲストに迎え、記者会見を行いました。

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『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』などを手掛けたリチャード・カーティス最新作、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』が9月27日より公開。その公開に先駆け、リチャード・カーティス監督が初来日を果たしました。『ラブ・アクチュアリー』が人生の中でも大切な1本であるほど大好きだという、タレントのIMALUさんより、今回の来日をお祝いしていただきました。映画の結婚式シーンにちなみ、IMALUさんは赤いドレスを纏い、結婚式場での記者会見となりました。数々のラブストーリーを手掛けてきた監督に対しIMALUさんが恋愛相談をするなど、まるで親子のような会話が繰り広げられました。

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<挨拶>
カーティス監督:今日はお集まりいただきありがとうございます。僕は結婚式を挙げていないので、このような形でお祝いしていただけることを嬉しく思います。この作品はとてもパーソナルな作品で、僕が過ごしてきた人生の多くが詰まっています。最後の監督作で初来日を果たせて良かったです。

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<質疑応答>
Q.本作の製作に至った経緯を教えてください。
カーティス監督:この映画は、親友との会話から生まれました。「今日が人生最後の日だとしたら、どうやって過ごす?」という話題になり、2人とも特別なことはしないという結論になった。それで、普段の生活をすることが一番大切なんだということを描こうと思った。

Q.監督業の集大成ということで、やり遂げたという強い想いはあるのでしょうか?
カーティス監督:いつも作品に対して自信はないよ。他の人の映画を観ることが好きだからね(笑)。ただ、今回の『アバウト・タイム』には満足しているよ。親友ビル・ナイに、主演ドーナル・グリーソンも優秀な俳優だし、ヒロインのレイチェル・マクアダムスは一緒に仕事をしたいと以前からずっと思っていたからね。彼らと映画を作ることができて、最後としてはすごくハッピーだよ。

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<IMALUさんとの対談>
IMALU:
映画の中でも結婚式のシーンは印象的で憧れます。ヒロインのように赤いドレスを着て、憧れの監督にお会いできるなんて嬉しいです。今回の映画もとても素敵でした。数々のラブコメを手掛けてきた監督だからこそ、女性への接し方とか、女性がどんな恋愛に憧れるのかを知っていますよね。主人公ティムがタイムトラベルするのをみて、改めて恋愛はタイミングなんだと思いました。あと、ティムの女性に対して尊敬を忘れずに接してくれる人柄もよかったです。そういう人がいいな。
カーティス監督:これまでは結婚までしか描かないことが多かった。でも本当はその後が大切なんですよね。恋愛して、結婚して、家族ができる。その過程の素晴らしさを描きました。IMALUさんが結婚するときは、僕がその相手をチェックしますよ。ルックスだけで選んでは危険ですよ。
IMALU:ぜひ会ってほしいです!むしろ恋愛相談していいですか?
カーティス監督:もちろんOKですよ(笑)

<最後の挨拶>
カーティス監督:ぜひ観て、まずは笑って楽しんでほしい。ロマンスもタイムトラベルも楽しんで、観終わった時に、周りの人間や、いつもの生活の幸せに気付いてほしいです。
IMALU:この映画は、恋愛も家族もファンタジーも全てが詰まっている。そして、最後に心が温まる素敵な作品です。日常で何も感じなかったような些細なことにも気づき、周りに優しくしようと思わせてくれる。今日一日をありがたく思える映画。女性・男性関わらず、多くの人に見てほしいです。

【リチャード・カーティス プロフィール】
1956年、ニュージーランド生まれ。82年にBBC制作の『Not the Nine O’ Clock News(原題)』でメジャーデビュー。その後、大学時代の同窓であるローワン・アトキンソンと共に『Mr.ビーン』の制作を開始して大ヒット。一躍その名を知られることに。94年には、脚本を担当した映画『フォー・ウェディング』が仏セザール賞、オーストラリアの映画協会賞、英国アカデミー賞で作品賞を受賞、アカデミー賞では作品賞と脚本賞にノミネートされた。99年に執筆した『ノッティングヒルの恋人』はイギリス映画の過去最大ヒットを記録。01年の『ブリジット・ジョーンズの日記』を手掛けた二年後、『ラブ・アクチュアリー』(03)を発表。脚本を執筆すると同時に監督デビューを果たす。08年には監督2作目となる『パイレーツ・ロック』、11年にはスティーヴン・スピルバーグ監督の『戦火の馬』で脚本を共同執筆。現在は映画やテレビの新作脚本を執筆中だが、本作が監督引退作となっている。

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幸せを願うすべての人に贈る、
愛と人生のガイドブック

「残り24時間しか生きられないと告げられたら何をする?」。本作は、友人と交わしたこの何気ない会話をきっかけに誕生した。「時間を巻き戻せたら違う道を選んでいた」という誰しもが抱く思いをベースに、恋人、友人、そして家族というかけがえのない人たちへの愛を解く。そして、今作で監督引退宣言をしているカーティスならではのパーソナルな思いとウィットを効かせながら、人生とは何かを優しく語りかけてくる。なんでもなかった平凡な一日が大切な一日に変わり、当たり前のように身近にいた人たちに感謝をして、また大好きになる……。そんなリチャード・カーティスのポジティブな魔法がスクリーンを席巻する! 

【STORY】イギリス南西部に住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに!なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと……。そして、本当の愛とは、幸せとは何なのかを知る。同時に、ティムと時間の旅をともにする私たちも、愛と幸せの本質を実感することになる。

◆監督・脚本:リチャード・カーティス ◆出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リンゼイ・ダンカン イギリス/2013年/英語/シネスコ/ドルビーSRD/124分/字幕翻訳:稲田嵯裕里/原題:ABOUT TIME ◆ユニバーサル映画 ◆配給:シンカ/パルコ ◆公式サイト:abouttime-movie.jp © Universal Pictures
9.27 全国ロードショー!
 

 

 

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